みんなの体験談

『HSPの福祉仕事体験談』32歳父親としての責任、仕事との向き合い方

HSPの福祉仕事

「HSPさんの福祉仕事ってどんな感じだろう。体験談が聞きたい。」

そんな疑問にお答えします。

当記事では、32歳男性の福祉仕事体験談。さらには家族のお話がわかります

 

HSPアドバイザーのRyotaです。

当ブログではHSP気質を持つ皆さまに体験談をライティングして頂いています。

お悩み女性
実際のお話だから役立ちますよね。
今回も仕事でボロボロになった話。転職談などがわかります。
Ryota

当記事は、

  • 福祉関係の仕事に興味のあるHSPさんへ
  • 父親で仕事と家族の悩みを抱えているHSPさんへ
  • リアルな体験談

をお届けします。

ぜひお役立てくださいね。

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1.HSPの社会福祉士。福祉の仕事体験談

HSPの社会福祉士

日常生活がスムーズになるようアドバイス

初めまして、loca(ロカ)と申します。北海道在住、32歳男性です。

HSE傾向のある強度HSPで、ココヨワさんでの各診断結果は次のようになっています。

  • HSP 121/125
  • HSS型 58/125
  • HSE 98/125

4年制大学で社会福祉を学び、「社会福祉士」の国家資格持ちです。

障がい者支援施設の職員として新卒から勤務。1度転職しており、1つ目の職場は24時間365日、休み無しのブラックな職場でした。

プライベートでは結婚生活7年目で、6歳の娘と4歳の息子がいます。

今回は体験談を基に、以下のことをお伝えしていきますので、よろしくお願いします。

  • HSPと福祉の仕事との相性
  • 環境を選ぶ大切さ(ブラック企業からの転職)
  • HSP気質のある夫、父親として意識すること

2.HSPは福祉の仕事に向いている?

HSPと福祉の仕事について

素質はあるが大変

「HSPは福祉の仕事に向いているか?」

強度HSPであり、10年間、福祉職を続けている私の実感は、次の通りです。

  • HSPは、福祉職としての「素質がある」。
  • ただし、「耐えられるかどうか」は別の話。

施設の利用者たちが求めているのは、

話を聞いてくれる人。自身を尊重し、寄り添ってくれる人

です。

お悩み女性
これは医療関係でもよく言われることですよね。
最初はできても、徐々に大変になっていくんですよね。
Ryota

HSPさんの多くが持つ穏やかさや、気配りができる点は、利用者に喜ばれ、職場でも評価されやすいでしょう。ただし、自分自身への負担は大きいです。

まず、勤務中は「1人の時間」を確保できません。休憩中も、利用者と一緒に居ることを求められる職場が多いと思います。

ポイント

利用者の中には、感情のコントロールが難しい方も少なくありません。感情的になっている利用者への対応は、日常的に求められます。

3.福祉関係のHSPさんは、働く環境を自分で選ぼう

職場環境があわなくてグッタリ

職場環境があわなくてグッタリ

仕事に「耐えられるかどうか」は、職場環境に大きく左右されると感じます。

お悩み女性
HSPさんは環境の影響を受けやすいですもんね。
そうなんです。これは自分を変える努力とかより、よほど重要なことです。
Ryota

環境の大切さについては、以下の動画で詳しく解説しています。

「自分に」合っているか

私は前職と現在とで、福祉施設を2ヵ所経験しています。

どちらも「就労継続支援B型」(1つ目は、より障がいの重い方を対象とした「生活介護」も行う多機能型)と「共同生活援助(グループホーム)」を運営する、障がい者支援施設です。

利用者数や職員数などの規模は同程度ですが、実働時間や体制、全体的な雰囲気は、職場によって全く違います。

地方住み、ブラック職場時代

新卒で就職した1つ目の職場は、24時間365日休みなし、典型的にブラックな労働環境でした。

施設長は「利用者のために」と熱い思いを持ち、職員もそれにならって、身を粉にして働く毎日。

注意ポイント

プライベートの時間は全く取れず、サービス残業や休日出勤が当たり前です。役職者もおらず、激情家の施設長とのコミュニケーションがいつも負担でした。

就職から3年目、高校卒業から遠距離交際していたパートナーと結婚し、娘が生まれます。

施設長は子育てに協力的でしたが、「私たちが子どもの面倒を見るから、あなたは働いて」というスタンス。

家族との時間を確保したい私にとって、近過ぎる距離感はストレスにしかなりません。

妻にとってもそれは同じで、頼れる者のいない中での育児で産後うつを発症(後に「双極症」だったことがわかりましたが)。

私自身も、仕事とプライベート両方の負担から、うつ傾向が強くなり、涙を流して職場に行けない日が増えていきました。

娘の誕生から1年半、今度は息子が生まれます。ブラックな労働環境、うつ傾向の自分、躁状態の妻。経済的にも精神的にも、このままの生活は限界です。

2人目の出産・育児を機に、実家の力を借りられる地元に戻ることを決意しました。

地元に戻り、現在

地元に戻り就職した現在の職場は、利用者・職員の作業内容が前職とは全く異なり、残業や休日出勤はほとんどありません

お悩み女性
そんなに職場で変わっちゃうんですね。
同業界だったとしても、社風・仕事内容でガラッと変わるケースがありますね。
Ryota

歳の近い同僚も多く、上司との関係も良好。気疲れ、人間関係の負担がかなり軽減され、「これなら続けていけそうだ」と感じています。

福祉施設ですが、作業内容は工業系で、男性職員は機械メンテナンスやフォークリフト作業が多くなります。

ポイント

「1人の時間」とまではいきませんが、利用者との距離が少し離せることは、続けやすさに繋がっていると感じる点です。

仕事を続けていけるかどうかでは、人間関係、職場環境にかかっています。協力的な雰囲気、意見を否定されない安心感があれば、続けやすいですよね。

また、内向的なHSPさんは、職場に「依存しない・されない」、「近すぎず遠すぎず」な関係を意識してみると、気持ちが楽になると思います。

4.HSPの夫、父親として意識すること

HSPの父親としての話

HSPの父親としての話

7年間続いている結婚生活の中で、我が家は家庭崩壊の危機に2度瀕しました。

お悩み女性
HSPの父親の話ってあまり聞かないですね。
私も2人の子どもがいます。やはり独特な悩みは出てきますね。
Ryota

潔癖さを自覚する

1度目は娘が1歳頃、2度目は1年ほど前で、どちらも、私の無理な働き方や増えない給料が原因だったように思います。

妻からの苦言に、「仕事はこういうもの」と、聞く耳持たずに苛立っていました。
「こうあるべき」と、潔癖すぎたのでしょう。

人として、夫として、父親として、「常識」から外れることを許せず、家族にもそれを強いていたように思います。

だからこそ今は、「~すべき」→「~した方が良い」と言いかえるように自分に言い聞かせています

これ特に大事です。細かいことで争うより、お互いを味方だと認識することが大切なんですよね。
Ryota

自分の時間を確保する

HSPさんには何よりも、「自分の時間」を大切にして欲しいです。

HSP研究の第一人者、エレイン・N・アーロン博士の著書『ひといちばい敏感な親たち』でも、HSPの親に「ダウンタイム」が必要な点が、最初に説明されています。

真面目なHSPさんにとっては、「親なんだから」、「わがまま」と周囲の目が気になるかもしれません。しかし、できないことを頑張って潰れてしまっては、元も子もない。

私たちが「良い親」であるためには、「無理をしない暮らし方」が何より必要なのです。

そのためには、パートナーに理由を伝え、必要性を理解してもらうこと。話し合える関係性が大切ですね。

また同様に、互いの価値観・プライベートを尊重できる付き合い方が求められると感じます。

まとめ:仕事とプライベートのバランスを考えましょう

強度HSPであり、福祉の仕事を10年間続けてきた私が、仕事に対して、また夫・父親として感じていること、意識していることを説明してきました。

まとめると、次の4点になります。

  • HSPは福祉職としての「素質はある」。ただし、負担は大きい。
  • 仕事を続けるには、協力し合える雰囲気、労働環境が大切。
  • プライベートでは「自分の時間」を確保すること。
  • 価値観や意見は違って当然。話し合い、建設的な方向に考えていける相手と付き合おう。

特に強調したいのは、「自分を大切に」という点です。

自分自身も含めて、真面目すぎるHSPさんは、自分を疎かにしがちで、甘え下手な人が多いと思います。

だからこそ、「他人への頼り方」も勉強と割り切って、取り組んでいきましょうね。

自分を大切にして、他人を頼ることを覚えた方が、人生はきっと楽しくなりますよね。


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以上『『HSPの福祉仕事体験談』32歳父親としての責任、仕事との向き合い方』という記事でした。

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