「HSPさんの海外生活・海外留学ってどんな感じだろう?」
そんな疑問にお答えします。
今回、HSPの教科書よりHSPの海外留学・生活の体験談を書いて頂きました。
HSPアドバイザーのRyotaです。
特にHSS型HSPさんから「海外で暮らしたい。」というお話を多く頂戴します。
将来的に海外留学・生活を考えているHSPさんはぜひお役立てください。
体験談としてまとめて頂いてますので、考え方なども参考になりますよ。
※HSPの皆さんの情報は「みんなの体験談カテゴリ」からご覧ください。
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1.HSPの私が1年間、イギリスの大学院に留学して、過ごしやすかった点
HSPさんにとって海外生活ってどうなのかなと思う方いるかもしれません。
そんなHSPの方向けに強度HSPの私が1年間イギリスに滞在して、
こんなところが過ごしやすいなと思った点についてお話ししたいと思います。
① 他人との境界線がはっきりしている
自分は自分他人は他人という意識がとても強いです。
服装一つとってもみんなバラバラ。(冬でもTシャツの人もいます)
異なる意見についてはもちろんOKですし、非常に興味をもって聞いてくれますし、その人自体を批判したりということはまずないです。
特に「SafeSpace」ということを大事にしていて
「どんな意見も素晴らしく反対するときも、その人ではなくその意見を。皆が安心できる場所。」
というような意味です。
もちろん話したくないことには話さないという権利も認められています。
日本では同じ意見を言わないといけないとか、
上司に聞かれたことは絶対話さないといけないような風潮とはちょっと違うかもしれませんね。
② 自分の気持ちを大切にする
慣れない海外生活、もちろん落ち込むこともありました。
自分でもこんなことで「悩んじゃダメ」と責めてばかり。
HSPさんの皆さんはこういうこと多いのではないでしょうか?
ですが、
「知らない土地で本当に大変だよね」
「辛いのは当たり前のことだよ。自然なことだよ」
と、現地の友人たちや先生方は声をかけてくれました。
「辛い」「苦しい」「悲しい」とかの感情って当たり前のこと。
例えば、誰かとぶつかって怪我をしてしまった時、痛いと感じますよね。気持ちを否定するって「そのくらいで痛いと感じてはいけない」として、自然のことではないですよね。
ポイント
HSPさんって、「相手に悪気はなかった」「他にも辛い人がいる」と思っちゃうことあるんじゃないでしょうか?
怪我をして「痛い」ものは「痛い」。感情だって同じこと。
ネガティブ・ボジティブ含めて、感情は自然なことだっていうのに気づきました。どこか日本だとネガティブな気持ちを感じることさえ、ダメという風潮が強いのかなと感じます。
気持ちを受け止めてくれる環境にあるとHSPさんはとても過ごしやすいのかなと思います。
③ 自分の目的のために伝えることは当たり前
非常に印象的なエピソードがあります。
私はイギリスの大学院に留学をしていました。そこであるコミュニティに参加したのですが、ある生徒が評価方法について提案がありました。
ほとんど大学院ではエッセイなのですが。大学の学部などによってはプレゼンテーションが評価になることがあります。
その生徒が、
「私はネイティブではないのでプレゼンが評価になると、不利になる。エッセイの選択肢を用意するなど、生徒側で選べるようにしてほしい。」
という主張でした。
私は初めて聞いた時、「なんてわがままなんだろう」と思ってしまいました。
ですが、ふと考えた時に日本の常識ってものに囚われていたんだなと気づきました。
というのも、日本だと決められた場所、「学校」や「職場」に自分を合わせようとする傾向が強いと思います。
ですが大学院の目的を考えた時に何でしょうか?学ぶこと、もちろん学位を取得することだと思います。
その目的を達成するため自分のパフォーマンスを最大限に上げて評価してもらえるように提案するということは、両者にとっても、とても有益なことですよね。
例えば、「仕事」の目的はなんでしょう?お金を得ること、スキル・知識を得ること、、様々ですが、日本ではそれ以上に「雇ってもらっている」という意識が強いなと感じます。
- その環境はあくまで自分の選択肢の一つ。
- 自分の目的のために提案していいし、違う環境に行ってもいい。
- 合わないのは自分のせいじゃない。
そういう考えは、日本での過ごし方の中で、HSPさんも取り入れてもいいのかもしれないなと思います。
2.メンタル面のサポートサービスが充実している
メンタルや心の考えについて日本よりかなり進んでいると思います。
- 誰でも参加できる瞑想の時間
- メンタルマネジメントのセミナーやクラス
- カウンセリングサービス
などのサポートサービスが充実しています。
大学という特殊な環境もありますが、カウンセリングやセラピーっていうのは海外ではかなり進んでると思います。
日本だとカウンセリング=重い病気、深刻なイメージがありますが、海外ですと、日常に馴染んでいて、カフェに行くような感覚に近いものもあるかと思います。
私も慣れない海外生活で落ち込んでしまって、勇気を振り絞って、カウンセリングサービスを利用してみました。
そして、その反応にも違いがありました。
- 相談にきたことが勇気があると言ってもらえる
- カウンセリングが「I(私)」メッセージ中心に聞いてもらえる
「こんなことで相談していいのだろうか・・・」と不安でした。
しかし、「相談しにきてあなたはとても勇気がある。自分の気持ちを伝えるのはとても勇気がいることだ」と言ってもらえました。
日本だと相談することやサービスを利用すること=弱い、ダメ、という認識を持たれる方も少なくないかなと思います。
特にHSPさんは、自分に厳しい方が多いので、そう思われる方いるんじゃないでしょうか?
私もそうでした。
ですが、自分のために、助けを求めることは良いことで、勇気のあることですよね。
HSPさんは無意識に他人にフォーカスしがちかと思います。
「あの人も悪気はないし」「みんな頑張っているし」とか。
そこのカウンセリングでは「What do you want?」「What are you feeling?」と自分にフォーカスをして聞いてもらい、「自分は本当はどう感じて、何がしたかったんだろう。」と見つめ直すきっかけになりました。
いつの間にか、周りの常識なのか、自分のしたいことなのかよくわからなくなってしまったんですよね。
カウンセリングが一般になっているのも過ごしやすいポイントかなと思います。
まとめ:文化の違いを知り役立てましょう
いかがでしたでしょうか?
あくまで一つの国、また大学という特殊な環境なので、一概には言えないと思います。
場所によってはもちろん暮らしにくい場所というのもあるのが現実です。
ですが、全体的に、HSPさんに暮らしやすい部分も多いかなと思います。
環境によって、過ごしやすさは全然違いますので、今の環境に悩んでいるHSPさんも世界には暮らしやすい場所もある!と思ってくれるといいかなと思います。
以上『【留学】HSPさんの海外生活。イギリス1年滞在の体験談を紹介』という記事でした。
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