「HSS型HSPさんは個人の仕事とか…キャリアってどうしてるの?」
そんな疑問にお答えします。
当記事では、HSS型HSPさんのキャリア例がわかります。
HSPアドバイザーのRyotaです。
HSPの教科書WEBライター企画より、HSS型HSPさんにキャリア実体験を書いて頂きました。
当記事は、
- HSS型HSPさんへ
- どのようなキャリアを選んでいる人がいるのか
- 美術関係のお仕事に就いた体験談
をそれぞれお話します。
ぜひお役立てください。
▼海外生活の例▼
-
【留学】HSPさんの海外生活。イギリス1年滞在の体験談を紹介
続きを見る
▼個人事業の例▼
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【体験談】HSPが個人事業・個人の仕事で生きていくってどう?試行錯誤の話
続きを見る
1.HSS型HSPのキャリア・個人仕事体験談/職歴の紹介
はじめまして、Monoと申します。30代の女性です。
HSP診断をしてみたところHSS型HSPであることが分かりました。
数値は全体的に高い方だと思います。
- HSP 116/125
- HSS 101/125
- HSE 85/125
幼い頃から絵を描くことが好きで、ずっと美術関係の仕事に就きたいと考えていました。
現在は夫と自営業(主に絵画教室)をしており、副業としてイラストレーターをしています。
文系の四年制大学を卒業後、数年間フリーターとして働きながら絵を描いていました。
美術系の大学や専門学校には通わず、基本的に独学です。
四大卒でありながら「正社員の経験がない」というのは私にとってコンプレックスでした。
職歴の一例
- 飲食店
- アパレルショップ
- 施設の受付
- 事務員
今回は以下の2点についてお話しようと思います。
- 正社員コンプレックスをどう乗り越えたか
- HSS型は個人の仕事に向いているか
私と同じようにご自身のキャリアに悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
2. 正社員コンプレックスをどう乗り越えたか
大学卒業後は「正社員になるのが当然」という風潮があったように思います。
私も新しいリクルートスーツを買って就職活動に励んだ時期がありました。
① 就職活動に挫折した時の話
就職活動は私にとってストレスに感じる要素が多く、精神的に辛かったです。
やがて体調面にも影響が出てしまい、心身共に限界だなと感じました。
将来のことばかりを考える毎日に疲れていたので、少しだけ視点を変えてみました。
「今、学生だからこそできることは何だろう?」
一番に思い浮かんだのが海外留学でした。
今を逃したらチャンスはないと思い、イギリスに短期留学することを決めました。
就職活動に専念していた友人の中には、この大切な時期に海外に行くなんて・・・と、あまりこころよく思わなかった方もいたと思います。
しかし、この経験によって私の視野が大きく広がったのは事実です。
ポイント
自分らしく生きよう!進路は正社員だけじゃない!そう思うきっかけとなりました。
アルバイトで貯めたお金を全て費やし、預金残高がゼロになりましたが後悔はありませんでした。
② 自分探しのフリーター時代
新卒で正社員になることは諦め、フリーターとしての生活がはじまります。
週5日働きながら、歌を習ったり、絵を習ったり、今までやりたかったことに挑戦してみました。
この時点では大学に通わせてくれた両親に対して「申し訳ない」という気持ちがありました。
それでも、この時期に自分自身と本気で向き合うことができて良かったと思っています。
習い事を通して「私は芸術に触れることが好きだ」と再確認することができました。
絵を習ったことがきっかけで夫と出会うことができました。
夫が「肩書きよりも実力重視」というタイプの人だったのも心の支えになりました。
パートナーに限らず、良いご縁は自分らしく居られる場所にあるような気がします。
自分が本当にやりたいことを追いかけるうちに正社員へのこだわりは消えていきました。
他人軸にならず「今、自分はどうしたいのか?」という意識は今後も大切にしていきたいです。
▼サンクコストについてはこちら▼
3.HSS型HSPは個人の仕事に向いているか?
結論を言うと、HSS型は個人の仕事に向いている部分が沢山あると思います。
向いていると思う点
- 初めての仕事内容でも楽しめる
- 多種多様な業務が苦にならない
- 労働環境を自分好みに整備できる
個人の仕事をして思うのは
「業務内容の幅が広い」
ということです。
全ての業務を自分でカバーしなければならないので、幅広いスキルが必要になります。
- 接客
- 問い合わせ対応
- 書類や帳簿の作成
- 労務や経理の諸々
- WEBデザイン
- 宣伝活動
- 備品管理
- 掃除
- 雑務全般
マニュアルは用意されておらず、教えてくれる上司もいません。
失敗と挑戦を繰り返しながら手探りで正解を見つけていく日々です。
これがHSS型の私にとって良い刺激になっていると感じます。
もともとマニュアル通りに動くのが苦手で、もっとこうした方が効率が良いのにな…と考えてしまうタイプなので、
上司に相談する事なく決めていけるのは都合が良いのです。
それで失敗したら自己責任。良くも悪くも自分が大変になるだけで済みます。
注意ポイント
一方、組織としての圧力が少ない分、自分をコントロールする力が大切だと感じます。
安定した収入を得るまでには、地道に継続する「辛抱強さ」が必要です。
(この部分はHSS型の少し苦手な部分かもしれません。)
軌道に乗るまでの基盤作りの時期は、無収入(むしろマイナス)になる可能性もあるので、
他に安定した収入や貯蓄がない状況で個人の仕事だけに絞ってしまうのは少々リスクが高いかなと思います。
まずは副業として無理なくはじめてみることをおすすめします。
まとめ:HSS型HSPは個人の仕事も検討してみよう
ここまで読んでいただきありがとうございます。
まだまだ情報の少ないHSS型HSPの視点でお話をさせていただきました。
個人の仕事をはじめて7年、今のところ一度も「飽きた」ことはありません。
HSS型の特徴がプラスに働くことも多く、好奇心から得た経験が仕事に活かせる場面が沢山あります。
そうやって良い循環を生み出すことが日々の満足度に繋がっているのだと思います。
最後に、もしアートにご興味のある方はぜひ暮らしに取り入れてみて欲しいです。
アートはHSPさんの感受性を存分に発揮できる世界だと思っています。
みたり、きいたり、やってみたり。
新たな発見や感動、癒しに出会えるかもしれません。
皆さまが優しく豊かな日々を過ごせますように。
以上『HSS型HSPのキャリア・個人仕事体験談/フリーターから絵画教室に進んだ30代女性のケース』という記事でした。
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