「HSEは外向型だって聞くけど本当?たまに人と会うのが嫌だったりするけど…。」
そんな疑問にお答えします。
当記事ではHSEの外向型についてお話しします。
HSPアドバイザーのRyotaです。
私自身HSEだと判断しておりますが、人との関わりで疲れてしまうことも多いです。
当記事では、
- HSEの外向型について
- 内向型の特徴が出てしまう理由について
- HSEの後天的な考え方
をお話しします。
あなたのHSEに関する疑問を少しでも解消できれば嬉しく思います。
他にはない新鮮な情報となっていますので、ぜひお役立てください。
▼HSEとは▼
-
【要チェック】HSEとは?外向的・社交的HSPの特徴を徹底解説!
続きを見る
▼HSEの長所▼
-
【強み】社交的HSPであるHSEの長所5つ/人間関係を助けに変えよう
続きを見る
1.HSEの外向型について。特徴を解説
わかりやすいのが以下の4つです。
- 人と話したり、外出するのが好き
- 人とのつながり、理解を求める
- 社交的で誘いに乗る
- 表現力があり、人との関係を維持できる
皆さんは外向型に『万能』みたいなイメージを持っているはず。
- エネルギッシュでいつも行動している
- 指示もバリバリ出す。人を使える
- 怒るべきことは怒る。人からも好かれる
そうじゃないってことなんです。
内向型は生きづらい。外向型は生きやすい。
そんなイメージも根強くありますよね。そうじゃないってことから学んでいきましょう。
① 人と話したり、外出するのが好き
これはHSE限らず、外向的な人が求めることですね。
外向的=アウトドア派というわけじゃありません。
しかし、外の世界に意識を向けるため行動的。結果、外出頻度も上がります。
人との関わりを保つため外出することもありますね。
- 一緒にあのお店に行ってみよう
- このスポーツ、体験して見たくない?
- ワークショップやります!
ということですね。
でも、四六時中外にいるわけじゃありません。
外出しない日だってありますし、1人で行動する日もあります。
カフェのカウンター席に座り真横の人と話すかと言われたら、そんなことばかりじゃありません。
『好き=必ずそうする』ではない
という点に注意しましょう。
② 人とのつながり、理解を求める
- 厳しく、威圧的ではない
- 否定的な関係では疲れる
- 人との関係を求めるが、理解がないと疲れてしまう
ここはポイントです。
外向的な人は何でもできて、打たれ強い。人との関わりで意思表示できると思われています。
HSEに関して言えばHSPの特徴があるので、
『人との関係で疲れること』
があります。
お互いにいい関係なら楽しいんですよ。
でも、ネガティブ過ぎたりあなたに理解のない人と一緒にはいられない。
人間関係は選ぶよってことですね。
③ 社交的で誘いに乗る
社会的な活動、友人らとの交流に行動が動機づけられます。
HSEの大半はHSS型。刺激追求型なので、それも影響していると考えられます。
- 何かを創り上げたい
- 色んな人と会いたい
- 知らないことが多いからワクワクする
ということですね。
感受性は年齢でも変わります。
新婚旅行で行く海外と、60歳で行く海外の魅力は違います。
若いと体も元気!疲れも少ないので、行動がポジティブになりやすいとも考えられますね。
HSEは年齢と共に人間関係を制限する考えがあります。
徐々に特定の人との深い人間関係で満足する。そういう傾向があります。
④ 表現力があり、人との関係を維持できる
HSPの特徴である共感力があります。
相手の気持ちを読みつつ、人との関わりを望む。なので、人との関係を維持できます。
つまり、
- 踏み入って欲しくない相手には適度な距離を
- 踏み入って欲しい人には積極的に
使い分けができるんです。
これはHSPの特徴を持っているHSEの外向性の強みかなと思いますね。
こんな内向型の考えも持っているHSE。なぜ、HSEに内向的な特徴が出るかを考察しました。
2.【考察】HSEに内向的な特徴が出る理由
以下の3つです。
- HSEは内向型の特徴を持っている
- 持っている内向型HSPと点数の高い方が強く表れる
- 自分にとって好ましい環境ではない
HSEの中には、
- 人との関わりが疲れる
- 1人の時間が長く必要
- 人と上手に話せない
という方がいます。
内向型のような特徴が強く出ているんですね。
誤解を生むかもしれませんが、凄くわかりやすく表現したとして、
外向型75点
内向型25点
みたいなイメージです。
私も外で表現を好むHSEだと思っていますが、人との関係で疲れ果ててしまうことが多いです。
※連絡の取り方、人からどう思われるかを深く考えてしまうなど
これがHSPとHSEのどちらに属するかを複雑にしています。
私の考察にはなりますが、1つずつ内向型的な内容を含む理由をお話ししていきますね。
① HSEは内向型の特徴を持っている
HSPの4つの特徴を気質として持っています。
▼HSPの特徴についてはこちら▼
-
【基本】HSPの特徴まとめ/DOESの4ポイントをわかりやすく解説
続きを見る
このうち、
深く物事を考えやすい
が、内向型の発想になりやすい…と考えています。
- 深刻に物事を考える
- 人との関係で相手のことを想像し過ぎる
- リスクを考える
人と関わりたい。
実際に人と協力体制に入ったけど、その中で疲れていってしまう。
そういう『人間関係の疲れ』になるんですね。
疲れると人間関係が好きだけど、恐怖がある。葛藤が生まれます。
この葛藤が外向型だけど内向型の行動を取る理由になるのでは?と考えています。
両向型(アンビヴァード)ではない
アーロン博士のジャクリーン・ストリックランド, LPCによる寄稿にも書かれている内容です。
HSEはアンビヴァード(両向型=外向型と内向型のどちらでもない)とも異なる。なぜか? 両向型は、積極的に外の世界に出かけ、社会活動に携わることもあるでしょう。
でも刺激過多にならずにそれを楽しむことができるし、また深い処理をすることもありません。
それにHSPだったら感じる小さな刺激に気づくこともないからです。すでにお話ししたDOESの特徴についても同様です。
引用 Introversion, Extroversion and the Highly Sensitive Person
内向型の特徴が出るのは内向型ではなくHSPによるもの。
なので、あくまでHSEは外向型である。という認識になります。
② 持っている内向型HSPと点数の高い方が強く表れる
- HSPとHSE両方の点数を持っている
- 点数が行動や環境で増減する
- 突発的にHSPの点数が上がり、HSP気質が強く出る
私が運営しているHSPの教科書という相談窓口でも、後天的にHSEになったというお話がありました。
質問ではないですが、HSEの経験談を共有させてください。
中学生までは内向的でよくグループから弾かれる存在でした。
高校で中学まで知っていた存在がほとんどいなくなったことと演劇部に入ってから自分の感情を表に出すことが自由になってそれを良いとする環境になってから徐々に社交的になったと思います。
やはり、自分を受け入れてもらえる環境かどうかが大切ではないかと…。
どんどんやりたいことを受け入れてくれる環境を自分で選択できるようになり、いつに間にか海外に一人で行っても、問題なく初対面の人とコミュニケーションを取れるまでになりました。
初対面の人にはコミュ力がすごく高いと褒められるほどです。
ただおそらくどこかで自分のテンションを保つのにすごくパワーを使っているようで、長期間に渡る人間関係では長続きしません(笑)
だからこそ、人には「難しい性格」と捉えられてしまったり、疲れる人には無理して付き合うこともせず距離をとってしまうので「嫌われたかも」と思わせてしまい、面倒になっていつの間にかコミュニティから外れてしまうこともしばしばあります。
今はバランスが上手く取れるように最初からコミュ力を飛ばしすぎないように心掛けている最中です。。あとは全員に愛想を振りまきません(笑)疲れるので…
HSPに関しては気質。生まれ持ったものです。
しかし、HSSとHSEについては後から点数が上げられるのでは?と考えています。
HSP・HSEの点数は後天的に変わる
例えば高校時代まで褒めてくれる人がいなかったとします。
この状態では内向型HSPが強く出る…強度になるでしょう。
しかし、大学で信頼できる仲間ができた。学んできたことも認められ、恋人もできた…。
なら、社交性は上がります。自己肯定感も上がり、人との関わりを望むようになりますよね。
私自身、心が弱っていた時期…何もかもダメだった時期は社交性を失っていました。
行動して色んな場所で仲間が増えた結果、社交的。人との関わりを望むようになったなと感じています。
ご参考まで。
③ 自分にとって好ましい環境ではない
- 人との関わりが協力関係ではない
- 否定する人が多い
- 余裕がなく、気軽に人とつながれない
人が苦手になる関係が続けば、社交性は失われます。
内向型の気持ちが強く出て人が苦手になる。怖くなる可能性はありますよね。
しかし、人との関わりが持ちたい気持ちは残っています。
今後であなたを認めてくれる人との出会いがあると、外向的に戻る可能性があります。
3.【考察】HSEの後天的な考え方
以下の考え方です。
- もともとはHSP。育つ環境で外向的になる
- 人との関わりで心が傷つくとHSPに近づく(点数が下がる)
- 自己肯定感の高まりと環境でHSEに近づく(点数が上がる)
- 身体と心の疲労で内向型に近づく
ただし、内向型・外向型に関して言えば環境と遺伝の話が尽きません。
外向性のレベルを定める環境か、養育か(英語版)の理論の相対的な重要性は論議の的となりやすく、多数の学問の上で主眼となっているのが現実である。双子の研究は、こういった相違にには39%~58%の遺伝子的な構成要素が関わっていることを発見した。環境的要素の観点から云うと、一つの家族で共有されている環境は、兄弟同士で共有されていない個人的な環境よりも、ずっと重要性に欠けてしまうというのが実態である。
引用 ウィキペディア
人間が社会的動物である以上は
社交性
は必要な考えだと思っています。
社交性は後天的に取得するものが多いです。挨拶1つでもそうですよね。
なので、HSEに関しては環境が強く影響するのでは?と考えました。
一方で心理的なお話と脳は強い関係性があります。
全ての関わりが影響していると仮定しても、部分的に後天的に点数が上がるのでは?と考察しています。
まとめ:HSEの外向型は単なる『人と関われる』ではありません
HSEの外向型は以下のような特徴があります。
- 人と話したり、外出するのが好き
- 人とのつながり、理解を求める
- 社交的で誘いに乗る
- 表現力があり、人との関係を維持できる
内向型の特徴を持ちつつ外向型の特徴を出す。
両向型的ではありますが、あくまで内向型はHSPの特徴が出たもの。
しかし、社交性は後天的にも得られるものであり…複雑な要素が絡まって、外向性・内向性のどちらが強く出るかを決定している。
そのように考えています。
難しい内容となりましたが、何かしらの気付きになれば幸いです。
以上、『【必見】HSEの外向型ってどういう特徴があるの?複雑な考え方を解説』という記事でした。
-
【要チェック】HSEとは?外向的・社交的HSPの特徴を徹底解説!
続きを見る
-
【強み】社交的HSPであるHSEの長所5つ/人間関係を助けに変えよう
続きを見る