「外向的なHSPのHSEという種類を見かけたけど…どういうものなんだろう。」
そんな疑問にお答えします。
当記事ではHSE(Highly Sensitive Extroversion)について解説します。
HSPアドバイザーのRyotaです。個人でHSPに関する研究・発信を続けています。
当記事は、
- HSPだけど人との関わりが苦にならないあなたへ
- HSEがどういうHSPなのか
- HSEに種類はあるのか
という話をします。
あなたの気質を知り、生き方に役立つような内容になっています。
どうぞ当記事を最後までご覧ください。
▼基本のHSPについて▼
-
【もしかして】HSPとはどういう人のこと?ひと一倍敏感、繊細なら確認すべき4つの性質
続きを見る
▼HSPの分類について▼
-
【重要】HSPの4つの分類/HSP・HSS・HSEの種類と組み合わせを解説
続きを見る
1.外向的・社交的HSPのHSEとは
HSP・HSS型HSPは内向型です。
HSEは外向型。簡単に言えば、外の世界とつながることでエネルギーを回復します。
外向型とは
精神分析学者 C.G.ユングによる性格類型の1つ。
外に向けてエネルギーを使い、人と関わることができ、まとめ役にも選ばれやすい。
感情を外に出しやすく活発。思ったことを外に発信できる。
もちろん、HSPの4つの特徴は持っています。
複雑な気質なんですよね。
具体的に実生活でどういう特徴があるのか1つずつ解説していきます。
一緒に学んでいきましょう。
※なお、HSEについてはアーロン博士のウェブサイトより寄稿で解説されています。
① 人と関わることができる
- 外で数名の人と関わるのを喜ぶ
- 人との関わりがない空間で過ごし続けると、気持ちが沈んでいく
- 人と何かを作り出し達成感を味わえる
HSP・HSS型HSPと違い、人との関わりがポイントになってきます。
人との関係を持ちたい。社会関係に意識を向けやすい…というイメージですね。
一方で、人との関わりで深く傷つくこともあります。
些細なことが強い刺激で深く考え込んでしまう…そういうHSPの特徴は持っていますからね。
何気ない一言で人間不信になる方もいらっしゃいます。
▼動画で学ぶならこちら▼
② 1人の時間を必要とするが、内向型とは利用方法が違う
- 情報を整理する時間
- 肉体的な休憩時間
- 行動につなげるための準備期間
勘違いされやすい部分なんですが、外向型でも1人の時間は必要です。
むしろ刺激が多いため整理する時間がより必要だと言えます。
HSEもHSPの特徴を持っています。
深く物事を考える時間が必要。それが1人の時間なんですね。
1人の時間で行動につなげるための準備・肉体の休憩をします。
数字や企画に追われると気持ちが発散できません。そんな時は人と話して発散することを望みます。
③ 情報過多になり疲れやすい
- 意図しなくても人を巻き込み、人が増えていく
- 人間関係を始めとする情報が増えすぎて疲れてしまう
- 疲れた結果、1人になることもある
HSEは多くの人を巻き込みます。
- 人に優しい
- 親身になる、自分から声をかける
- 創造的
しかし、これを抱えられるかどうかは別です。
結果、情報量が多すぎて疲労。
人が集まったのに、その団体から抜けることもあります。
HSEはHSS型同様に疲れやすく、意識して休むことが必要です。
または人間関係の苦手な部分をサポートしてくれる人が必要。
HSEも得手不得手があります。優秀なサポーターがいると活動の幅が広がります。
④ リーダーや教える側になりやすい
- 人助け。人のために何かしたいと思いリーダーを引き受ける
- 周りからお願いされて、気付けば教える立場になっている
- 疲れてリーダーを辞めることがある
承認欲求ではなく、人のために教える立場やリーダーを承諾します。
また、気付けばそういう立場になっている…ということもあります。
HSEは後述するHSS型HSEと違います。
刺激にネガティブで、多くの情報を抱えて疲労。
大人数を動かしたり大人数の前で話すことに潰れてしまうことがあるんです。
例えそれが楽しいことでも、疲れてしまいいち早く離脱することがあります。
例えば講師の場合、多人数より少人数の講師なら向いている。と判断できますね。
少人数を任される立場は向いています。親身で1人1人の話を聞くからです。
⑤ 他のHSP同様に誤解されやすい
- 疎外感を感じやすい
- 建前の自分を本心だと誤解されやすい
- 望んでいないことを望んでいると思われる
これは内向型HSPと同じです。
外向型でも関係なく、『甘え』『いつも明るそう』などのイメージで人から意見されます。
そこで本心を伝えられないのはHSEも同じですね。
- 人からどう思われているのかわかる
- 人から嫌われたくない
人は強い刺激です。上記のような防衛的な気持ちを持ちますよね。
外向的なHSPだから無敵!というわけじゃないんですよ。
⑥ 人との調和を求める
- 協力関係があると力を発揮する
- 自分だけが努力している…などの状態だと力を発揮できない。
人との関わりがお互いに助け合える関係を望むんですね。
人との関わりって一方通行の関係も多いです。
- 与えるだけ
- もらうだけ
- 数名だけが努力している
会社だとわかりやすいですよね。
プロジェクトに否定的な意見ばかり言う人。自分の意見を押し通す人。
そういう中では気疲れして助ける気持ちが失われています。
社会関係を考えましょう。
与えられ、与え返す。この良好な社会関係の中で実力を発揮できるよ、というお話です。
続いてHSEの1つであるHSS型HSEについて触れていきます。
2.刺激追求型のHSS型HSEが存在する
HSEにもHSP同様にHSS型があります。
刺激に対してポジティブか、ネガティブか
ここで判断できます。
好奇心旺盛で色んなことを体験したい。
見たことのないものを見たい。経験していない物を経験したい。
こんなことですね。
① ほとんどのHSEは刺激追求型
アーロン博士のウェブサイト寄稿にも書かれている内容です。
大半のHSEはHSS(刺激追求型)である可能性が高い。しかし、HSPとして肉体的に負担がかかるような方法を必ずしもとるわけではありません。私たちは新しいものを追い求め、激しい体験をいとわない時もありますが、それはあくまで自分たちで選びとったものに対してです。同じことがHSSの内向型のHSPにも言えます。
私もHSEに関する動画投稿・インスタ投稿をしています。
コメント欄で、
- 人と関わるのは好き
- 人と関わる仕事をしたい
- 何でもやってみたいと思う
という内容がありました。
ただし、これは後天的に変わるものと考察しています。
なぜなら、
- 人との関係性で心理的影響を受ける出来事があると、人との関わりがネガティブになる
- 刺激を怖がる、刺激を避けるようになる
という結果があるためです。
動画コメント欄でも、特定の出来事以降でHSEからHSP的になったという話がありました。
ただし、これは後天的に別の名称がつけられる可能性もあり、HSPと特定できるかは疑問があります。
あくまで私の考察として参考にしてください。
② 刺激が少なすぎることが不安材料になる
- HSS型の刺激を求める傾向がある
- HSEの人との関わりを求める傾向がある
- 1人の時間が続くと疲れてしまう
刺激が少なすぎることが不安材料になります。
一方で刺激が多すぎると疲れます。コントロールが必要になるんですね。
これまでの人生経験から分析しましょう。
テレワークが逆に疲れてしまった。なら、外での仕事が必要になりますね。
友達と2泊の旅行でグッタリ。旅行は強い刺激だとわかります。
こうやって、1つずつ結果を見てメモ。自分の説明書を作っていきましょう。
最後にHSEの判断についてお話ししていきます。
3.HSEはどう判断すればいいの?
HSEもHSPの特徴を持っています。
なので、内向型HSPとの違いを見ることでHSEかどうかを判断しやすくなります。
ポイントは人との関わりですね。
HSEの場合、
「人との関わり方がわからない…。」
というレベルじゃないってことですね。
人との関わりに注目して考えよう
- 自分を出すのが上手
- 人と関わりたい
- 中心人物になったことがある
- 必要とあれば人前に出る
例えば…『生徒会に立候補する』『幹事を積極的に引き受ける』など。
団体競技でも力を発揮しやすいかなと想像できますね。
このように、実生活レベルまで社交性を落として考えます。
後は刺激にポジティブかネガティブかでHSS型とを判断しましょう。
まとめ:HSEは情報の少ない分野。当ブログをお役立てください
HSEは社交性のある外向的HSPです。
人との関わりなど、外に意識を向けています。
表現力が豊かで穏やか。相談役やまとめ役など人が集まる役割になりやすいです。
一方で刺激に弱く5感に鋭いなどHSPの特徴は持っています。
決して万能ではなく、得手不得手があることを覚えておきましょう。
以上、『【要チェック】HSEとは?外向的・社交的HSPの特徴を徹底解説!』という記事でした。
▼動画で学ぶならこちら▼
-
【もしかして】HSPとはどういう人のこと?ひと一倍敏感、繊細なら確認すべき4つの性質
続きを見る
-
【重要】HSPの4つの分類/HSP・HSS・HSEの種類と組み合わせを解説
続きを見る