「否定や誹謗中傷多すぎ。でも人に相談できない…。」
そんな芸能人やインフルエンサーさん、芸人さんなどの悩みにお答えします。
当記事では、著名な方向けに否定や誹謗中傷の心理・対策がわかります。
HSPアドバイザーのRyotaです。
繊細な方向けに日々、相談に対してアドバイスをする仕事をしております。
当記事は、
- 否定や誹謗中傷の届きやすい職業のあなたへ
- なぜ、人は気軽に否定や誹謗中傷をしてしまうのか
- 具体的にどのような対策を取ればいいのか
この流れでお話していきますね。
否定で心が疲れているあなたはぜひお役立てください。
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1.芸能人やインフルエンサーに否定・誹謗中傷する心理・理由
細かい理由はキリがありません。
ですが、大半の理由は以下の4つです。
- 妬み、嫉妬
- 不安感
- ストレス解消
- シャーデンフロイデ(他人の不幸が嬉しい)
こちら側に非がない。課題がないのですね。
それぞれの内容をお話していきます。
① 妬み、嫉妬
まずは妬みと嫉妬の内容を知っておきましょう。
妬みとは
他人との差異を埋めようとするネガティブな反応。
相手と差を感じており、マウントしたり攻撃して相手を下げようとする。
ただし、自分を成長させようとする『良性妬み』もある。
嫉妬
自分の価値が脅かされることに対するネガティブな反応。
あなたと同じ分野の勉強をしており、あなたのことをライバル扱いしている。
同年代で、あなたに対して「羨ましさがある」などの状態ですね。
後は…彼氏さんが好きなアイドルがいるとしましょう。そしたら、彼女の自分は価値が脅かされますよね。
相手を攻撃したり、相手の悪い部分を知ろうとします。これが嫉妬感情ですね。
② 不安感
- 今の自分の状態が不安
- 楽しそうにしているのが許せない、笑っているのが許せない
- 自分への攻撃と思ってしまい、反応してしまう
精神科医カレン・ホルナイさんが不安から来る行動を3つ紹介しています。
- 『攻撃』
- 『迎合』
- 『引きこもり』
です。
例えば失恋したら不安ですよね。
その時に芸能人さんが幸せそうにしていれば、その姿は見たくないんです。
「表面だけでしょ?すぐ別れるでしょ?」
と攻撃するわけですね。これも言われるとわかりやすいです。
③ ストレス解消
- 単なる八つ当たり
- 悪口や陰口はドーパミンが出て、気持ちよくなってしまう
同じ『人』と思ってないんですよね。
ゲームのキャラクターのような認識で、人と考えずに発散をしているんです。
そういう人は「人を攻撃する部分だけ探している」のですね。
なので、いい部分とかは見ないんです。都合のいいところで攻撃したいだけなんですね。
攻撃はドーパミンが出るので、やめられなくなっちゃうんですよ。
④ シャーデンフロイデ(他人の不幸が嬉しい)
自尊心がない、自信がない方が抱きやすい感情です。
ただし、誰もが抱く可能性のある感情という点で注意が必要です。
欲求不満や恨みを持っている方も、他人の不幸を喜びます。
自分で喜びを作るより手っ取り早いしラクだからです。
シャーデンフロイデに関しては以下の書籍でも詳しく書かれています。
では、否定や誹謗中傷に対してどう考えていけばいいのか。
具体的にお話しします。
2.『試そう』否定・誹謗中傷されたらどうすればいい?
以下の4つを基本としましょう。
- 議論・反論をしない
- ブロック・ミュート
- エゴサーチをしない、知ろうとしない
- 嬉しいこと、楽しいことリストを見る
相手は構って欲しいんですね。
攻撃というコミュニケーションを選んでいる状態。話に乗ってはいけません。
ですので、行動しては限られてくるのですね。
注意ポイント
ただし、この行動を取っても執着してくる方もいます。
そういう方には自分で対応せず、他の方…それこそ弁護士さんなどに対応を任せることも検討しましょう。
① 議論・反論をしない
- 放置する
- 関わろうとしない
- わかって欲しいと思わない
つい「そうじゃないよ。」とか言いたくなりますよね。
でも相手はあなたの意見なんてどうでもいいんです。攻撃したいだけなんです。
お腹が減ったとか、寝不足でイライラしているだけかもしれませんよね。
それに対して意見を言っても…そもそもあなたに落ち度はありません。
議論・反論するエネルギーすら勿体ないと考えましょう。
② ブロック・ミュート
- 相手のアカウントを見えなくする(お互い透明人間)
- 明確にブロックする
最近はYouTube・インスタグラムでフィルター機能も充実しています。
相手をブロックしても、その状況を知らせなくすることも可能です。
ですので、
モヤっとしたら即ミュートかブロック
をおすすめします。
明確な敵意だけでなく、何となくモヤっとする発言を繰り返す方もいます。
そういう方はこの先もずっと同じような発言をするでしょう。
あなたの仕事や発信の集中力を乱します。
対処することをおすすめします。
③ エゴサーチをしない、知ろうとしない
- 自分のことを調べると、ネガティブに注目してしまう
- 知らなければ済むことを集めなくていい
- 必ず悪口や誹謗中傷は言われている
そもそも悪口って言われてます。
世の中の2割ほどの人は最初からあなたのことを嫌いです。
それは『誰かに似ている』とか『環境が羨ましい』とか。そういうお話。
オフライン・オンライン。どちらも一緒です。知らないから平和なのですね。
わざわざ調べて傷つく必要はありません。
情報が欲しいのなら、他の人に伝えて作業してもらいましょう。
注意ポイント
SNSは相手の顔がわかりません。
その意見…もしかしたら、年齢の全然違う人だったり、雑談レベルで書いているだけかもしれません。
でも相手を『自分の苦手な人』として頭が作り上げちゃいますよね。
なので、ネットのエゴサーチは注意が必要です。
④ 嬉しいこと、楽しいことリストを見る
- 普段から良かったことを全部保存しておく
- 心が疲れた時に見返す
- ポジティブなことでバランスを取る
否定や誹謗中傷に注目しやすいだけで、良いこともたくさん言われているはず。
そういう人が大切な人なのですね。
なので、言われて良かったことを保存しておくといいのですね。
思い出すのって悪いことが多いじゃないですか。だったら、良いことは見返せるよう残しておきましょう。
最後に『否定の心理・本質』をお話しします。これも知識にすると心が落ち着きやすいですよ。
3.芸能人やインフルエンサーに知って欲しい否定の本質
以下の3つです。
- 人はネガティブに注目しやすい
- 否定する人は少人数。声が大きい、しつこいだけ
- あなたの本当のことは何も知らない
人の心理を知ることで、
- メディアやニュース情報のポイント
- 周りが敵ではない
という点がわかりやすいです。
① 人はネガティブに注目しやすい
- ネガティブ情報はポジティブ情報の3倍注目する
- 映像情報は6倍注目する
人は楽しいことよりネガティブなことに注目します。
ですので、各メディアやテレビ、SNSは人の粗探しをするのですね。
SNSでたくさんの「いいね」が欲しい方は極端な攻撃的意見をする可能性があります。
これも注目されやすいからですね。
エゴサーチも注意しましょう。
あなたの良い情報が50個見つかっても、鋭い意見の1つで心がズキッと傷みます。
そのくらいならエゴサーチはしない方が安心です。
② 否定する人は少人数。声が大きい、しつこいだけ
- 否定する人は100人に1人くらいしかいない
- ただ、何度も発信する
- しつこく繰り返す
いわゆる『アンチ』というタイプですね。
このタイプの方は複数アカウントを作ったりして攻撃し続けます。でも1人なんですよ。
騒いでトラブルを起こし、居場所を作ろうとしているだけなのですね。
1人否定があれば、その裏には数十倍の味方がいるもの。そちらを大事にしましょう。
③ あなたの本当のことは何も知らない
- 人は表面的な部分だけで相手を判断している
- 自分の思ったように人を見ている
- 記事のソースを読まない方が大半
多くのメディア情報は作られたもの。
都合のいいように切り貼りされ、操作されています。
それを見て「そのとおりだ」と思い込む方が多いのですね。
核家族化とSNSの普及でコミュニケーション能力が落ちています。
情報を探すより、与えてもらった方がラク。
「その背景には何があるの?」
と考える方の方が少数派ということです。
ですので、否定的な意見に議論反論しても効果がないんです。相手側の課題だからです。
まとめ:芸能人やインフルエンサーは否定や誹謗中傷を見ないようにしましょう
著名な方や目立つ方に否定・誹謗中傷する理由は主に以下の4つです。
- 妬み、嫉妬
- 不安感
- ストレス解消
- シャーデンフロイデ(他人の不幸が嬉しい)
相手側の課題であり、相手が実生活や自分に不満を抱いているんです。
それを真に受けても損。ですのでエゴサーチはしないのが1番ですよ。
以上、『『試そう』誹謗中傷、否定で悩む芸能人・インフルエンサーへ伝えたい心理的対処』という記事でした。
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