「いつも人間関係で悩んでる…。繊細な人は何に気を付けたらいい?」
そんなHSPさんの疑問にお答えします。
HSPの人間関係で役立つ心理をまとめました。
HSPアドバイザーのRyotaです。
HSPさんの相談を受けていると、人間関係でのご相談も共通しているのですね。
当記事は、
- 人間関係で悩むHSPさんへ
- 人間関係の疲れが取れる心理学情報まとめ
- どのようなお悩みが多いのか
それぞれ解説します。
人間関係の悩みが解決する重要な内容。ぜひお気に入り登録して繰り返しお役立てください。
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1.HSPの人間関係で役立つ心理まとめ
以下の5つを意識しましょう。
- 人に嫌われてもいい、無理に仲良くならなくていい
- 相手に期待をしない
- 不安からご機嫌を取る行動に気づく
- モヤっとした人とは離れる
- 反応しない、相手に任せる
ほとんどの悩みは人間関係です。
そして、人は優位性を求めるもの。人と比較したり、認められたいと思うんですね。
それぞれ解説していきます。
① 人に嫌われてもいい、無理に仲良くならなくていい
- 苦手な人、嫌いな人はそのままでいい
- 距離感を詰めようとしなくていい
- その状態のまま、人間関係を作っていけばいい
苦手な人、嫌いな人にも好かれようとしていませんか?
そもそも相性の悪い人はいるものです。
苦手・嫌いだから干渉しすぎない。ほどほどの距離感を保ちましょう。
嫌われたとしても苦手なんだから、ちょうどいい関係性になるだけなんですね。
注意ポイント
例えば職場など、どうしても接点の必要な関係もあるでしょう。
その場合も「仕事が丁寧にできる関係」なら構いません。
友達のように仲良くなる必要はないんです。最初の気持ちを維持できれば十分なんですね。
② 相手に期待をしない
- 期待をするから裏切られたような気持ちになる
- 「こうして欲しい」と思い込まない
- 最初から好意を持たない
例えば美容師さんと知り合ったとしましょう。
「美容師さんだから、髪のアドバイスを貰えるかも。」
というのが期待です。
関係性ができてから。仲良くなってからアドバイスを求めるのは構いません。
でも、仲良くない人から「さぁ助けてくれ!」って言われても相手は困ります。
最初は相手に興味を持つくらいがちょうどいいんです。
③ 不安からご機嫌を取る行動に気づく
- 機嫌を取るのは演出的な行動
- 演出的な自分を守り続けなければならない
- 相手の機嫌は相手の課題
例えば、相手が空腹や寝不足で不機嫌とします。
なのにあなたがご機嫌を取るべきでしょうか?
子どもの機嫌を母親が取るのと同じ状況になってしまっています。
機嫌の悪い人からは離れる。機嫌の悪さをぶつけられても、それは相手の問題。
ここを明確にするだけで『人に対して萎縮』がなくなります。
④ モヤっとした人とは離れる
- 多くの人間関係は会っていない時間が長い
- 1度モヤっとした人は、今後もモヤっとするケースが大半
- モヤっとする度に自分の労力を奪われている
一緒に居ると楽しい。でもLINEではマウント気味。モヤっとする。
そんな友達関係もあるでしょう。
それより人間関係は安心感。
ストレスなく付き合える関係性の方が長続きするのですね。
ポイント
楽しいことなんて、ワクワクすること・場所に行けば感じられます。
一緒に居て楽しいより「話しやすい」「安心感がある」の感覚を大切にしましょう。
⑤ 反応しない、相手に任せる
- 相手の意見に対して反応しない自由もある
- 相手をどうにかしなきゃ!から離れる
- 相手の考えを放置する
相手になるから、相手も喜んで依存します。
例えばマウントや否定、誹謗中傷。これはあなたに反応して欲しいんですね。
相手の意見に対して反応しない自由もあります。
相手にしない、反応を弱くすることは『グレイロック法』といい効果も判明しています。
議論反論をやめ、相手の意見について「はいはい、そうですか。」と終わらせましょう。
意見の違う人にエネルギーを使う方が勿体ないのですね。
続けて、HSPさんの人間関係でどういうものが多いかもお話します。
2.HSPの人間関係で多い悩みまとめ
主に以下の4つです。
- 委縮する
- 嫌われるのが怖い、気を使いすぎる
- 尽くしすぎてしまう
- ナメられる、利用される
人の機嫌を察して先回りして行動してしまう。
そこから、人間関係の良好さが失われるケースが多いなと感じております。
① 委縮する
- 上司が怖い、仕事上の報告も苦手
- 恋人や配偶者に意見を言えない
- 命令的な友達の意見をそのまま聞いてしまう
本来、意見を言えばいい場所でも思うような意見が言えなくなります。
怖くなったり自信がなくなって消極的になるのですね。
萎縮に関しては心理的安心安全がポイントです。
相手側の機嫌コントロールができていないケースが大半。相手の課題もあるのですね。
▼心理的安心安全についてはこちら▼
② 嫌われるのが怖い、気を使いすぎる
- 相手から認められたいと思う
- 1人になるくらいなら、苦手な人とも一緒にいようと思う
- 相手が笑顔でないと不安
相手の機嫌が不安なので、過剰に行動してしまう状態です。
相手が怖いというより「強い刺激のストレスが怖い」と考えましょう。
でも、怯えがあると人に対して認められたい気持ちも強まるもの。
苦手な相手にも依存しやすくなるのが問題点なのですね。
▼心理や対処法はこちら▼
-
人に嫌われるのが怖い…。心理・特徴から、人が怖くなくなる改善策を紹介
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③ 尽くしすぎてしまう
- 相手のして欲しいことを先回りする
- 好かれたいから、先に与えてしまう
- 相手から依存され、利用されているけど与え続けてしまう
これは恋愛関係で多い傾向です。
好かれたいから与えてしまう。貰うより与えることを増やしちゃう…ですね。
人間関係はコストと報酬のバランス
で成り立っています。
これが崩れちゃってます。
親のように何もかもしなければ!と思っても、それは相手のためではありません。
自分が安心したいがための尽くしなら、関係性は続かないでしょう。
④ ナメられる、利用される
- マウントされる、自慢される
- 見下される
- 明らかな否定、誹謗中傷がある
第一印象で『下だな』と思い込まれる状態です。
相手の思い込みなので、本当に劣っているかどうかなどは関係ありません。
第一印象で『動揺する』と、相手が見下してくるケースが多いです。
最初に「好かれなきゃ」と思わないことがポイントですね。
▼行動心理からの対策はこちら▼
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【簡単】ナメられることが多くて困っている…原因と対策を行動心理士が解説
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最後に、なぜ人間関係での悩みが多いのか。HSPさん向けにお話しします。
3.なぜ人間関係で悩むHSPが多いのか?
以下の3つに注目しましょう。
- 成長過程・教育課程の影響
- 相手の些細なことに気づいて干渉しすぎる
- 相手の不機嫌を解消しようとする
もちろん、人間関係で特に悩まない。
萎縮もしないし自由に発言のできるHSPさんもいらっしゃいます。
それぞれ解説していきます。
① 成長過程・教育課程の影響
人の性格は主に成長過程・教育課程の人間関係が影響します。
親御さんとの関係性が悪ければ…人に萎縮したり、機嫌を伺うようになるでしょう。
自由に甘え、自分の価値を見出すことができれば、堂々と発言できるようになります。
良好な関係なら良い影響を強く受けます。
関係性が悪ければ、ネガティブな影響を強く受けます。
ポイント
日本という限られた場所では、核家族化が進みコミュニケーション能力が低下しています。
共働きが主流となったことからも、親子関係が複雑化していますよね。
そうした、特定の条件+HSP気質での性格面が共通しているのでは?と考えております。
② 相手の些細なことに気づいて干渉しすぎる
- 表情1つから様々なことを考えてしまう
- LINEの文面なども複雑に考えてしまう
人は非言語の部分。視覚情報や聴覚情報から相手の機嫌を見ています。
HSPさんは5感が鋭い、些細な刺激に敏感という特徴を持っているのですね。
どちらも考えすぎな点もあるでしょうが、人間関係に影響してくる…ということですね。
相手の機嫌を見抜いても放置すればいいんです。
でも、萎縮等から干渉するので関係性が悪化したり、疲れてしまいます。
③ 相手の不機嫌を解消しようとする
- 不機嫌は強い刺激
- 不機嫌を解消すれば刺激は減る
不快感ってなくしたいですよね。騒音とか。
それと同じように、その場の空気を良くしたいから不機嫌を解消してしまう。
そういう方が多いなと感じております。
それは空腹や寝不足かもしれませんよね。
でも、あなたが解消してしまうから、相手は「もっと!」となります。
相手の機嫌が悪いならその場から離れることが1番なんですね。
まとめ:HSPは相性のいい人と接する時間を増やしましょう
HSPさんの人間関係で役立つ心理は以下のとおりです。
- 人に嫌われてもいい、無理に仲良くならなくていい
- 相手に期待をしない
- 不安からご機嫌を取る行動に気づく
- モヤっとした人とは離れる
- 反応しない、相手に任せる
苦手だな、疲れるな…と思う人とは、一緒にいる時間を減らすこと。
相性のいい人との時間を増やし、自分たちの仲間を集めていくことが大切なんですね。
以上『【まとめ】HSPの『人間関係がうまくいかない』が改善する心理/人が怖くなくなる方法とは?』という記事でした。
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