「HSPっていじめの対象になりやすい気がする…。どうしてなんだろう?」
そんな悩みにお答えします。
当記事を読めばHSPがいじめを受けやすい理由と、その対処法がわかります。
HSPアドバイザーのRyotaです。
私自身が強度のHSPであり、在学中にいじめも受けた経験があります。
当記事は、
- HSPでいじめに悩んでいるあなたへ
- なぜいじめ・パワハラ・モラハラを受けやすいのか
- 対処法として何が考えられるのか
という流れでお話しします。
すぐに解決は難しいかもしれません。
それでも、仕組みを知れば考え方や行動も変わってきます。
あなたのつらい日々の解決になれば幸いです。
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1.HSPがいじめの対象になりやすい3つの理由
以下の3つです。
- 相手の甘えを満たしやすい
- 反応が大きい(些細な刺激に敏感)
- 心理的に相手に依存してしまう
いじめに対して『強くなれ』とか言われるじゃないですか。
だから、環境問題もあるんですよ。
虫のいない場所に虫が集まる団子を置いても虫は来ません。
でも、虫がいる場所なら虫が集まります。
これをイメージするとわかりやすいんですよ。
特にHSPさんはいじめっ子の甘えを満たしてしまう。いじめっ子を依存させちゃってるんです。
ここを知るとどういう行動を取るべきかも見えてきます。
① 相手の甘えを満たしやすい
人は甘えを持っています。喉が渇くみたいに甘えを満たしたいって思ってます。
問題は、いじめっ子の甘えをHSPさん側が満たすことです。
いじめっ子の甘えとは
- 自分を優位に見せたい
- 強いんだアピールしたい
- もっと遊びたい、人から奪いたい
ドラえもんのジャイアンを想像すればわかりやすいですね。
HSPさんは自分の意思をハッキリ言えません。苦手なんです。
いじめっ子の『からかい』に対して怒らず、自分が悪い様に受け取ります。
するといじめっ子は自分が優位になり甘えが満たされます。
相手の目を見て『やめろよ』と言いケンカになるといじめっ子はいじめません。
自分が優位じゃなくなるためです。
もちろん全員に当てはまるものではないです。その点はご理解ください。
ただ、いじめっ子は『いじめをしないといけない』んです。
自分がいじめ対象にならないよう、最初が1番大切です。
② 反応が大きい(些細な刺激に敏感)
流せずに真に受けちゃうんですよ。
いじめっ子が色々と悪口言ったりするじゃないですか。
HSPさんは以下のような行動を取りやすいです。
- 嫌われないための愛想笑い
- ムキになって反論
- 落ち込む、ガッカリする、相手の言うとおりにする
すると面白いんですよね。いじめっ子って甘えを満たすために反応が欲しいんです。
例えば悪口を言った相手に気持ち悪くニタニタ笑ったらどうでしょう。
相手は欲しい行動じゃないので唖然とします。気持ち悪いと捨て台詞を吐くでしょう。
いじめっ子ほど自分の身が可愛い
ここがポイントです。
HSPさんは逆の行動を大げさに取ってしまうので、いじめの対象になりやすいです。
③ 心理的に相手に依存してしまう
いじめっ子の機嫌を取ろうとしちゃってませんか?
会社なら、パワハラ・モラハラ上司の機嫌取り。相手に気に入られるための行動を取ることです。
依存って親しさが関係ないんです。
本当に大事にしてくれる人を頼りにせず、冷たい人に近寄ってしまう。
常にその人のことを考えてしまう…これが問題なんですね。
結果、相手に嫌われないための行動を取りやすくなります。
すると相手の甘えを満たしちゃいます。これについてはお話済のことですね。
ではどうすればいいのか、解説していきます。
ただし既に『いじめの対象』になっていると大変。つらい時はその場から離れることを優先しましょう。
文部科学省も独自のサービスを展開しています。
2.HSPがいじめの対象から抜け出すための対策
以下の4つです。
- 付き合う人を選ぶ、苦手な人から離れる
- 相手の甘えを満たさない
- 自分を守る前に相手をしっかり観察する
- 踏み入られてはいけない一線を常に意識する
いじめっ子は相手をよく見てます。
「こいつは大丈夫だろう。」
と思い、支配しようとします。支配することが面白いんですよね。
だから、支配されないための行動が必要になるんです。
前に出てこないいじめっ子とは
こっそりあなたを支配するタイプの子です。
直接色々と言ってくるんじゃなくて、
「あの子…あなたのことを悪く言っていたよ。」
とか、自分を出さずあなたを傷つけ、優しくして、自分の言葉を楽しむタイプの子ですね。
① 付き合う人を選ぶ、苦手な人から離れる
基本はコレ。いじめっ子タイプと接点を持たないことです。
私も中学後半と高校前半でいじめがありました。
でも、そういう人に厳しく接することができない。機嫌を取ろうとしてしまいます。
そんな自分も嫌なので距離を取るのが1番なんです。私は徹底的に会わなくしました。
HSPさんで多いのは近寄ってきた人から愛情をもらいたいと思っちゃうことなんですよ。
いじめっ子タイプと接して、その人から認められたい。褒められたいと思ったら…。
接点が増えて疲れちゃいますよね。だから、そうじゃないグループと関わりを持つことです。
▼嫌味な人への対処法も記事があります▼
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② 相手の甘えを満たさない
相手から不当な扱いを受けた時にしっかり戦うことが必要です。
いじめっ子はいじめているのに『相手が悪いんだ』と自分を正当化します。
- オドオドしているのが悪い
- 言われたことをしないのが悪い
- 清潔感がないのが悪い
外見上のこと、自分ではどうにもできない部分を否定して攻撃します。
すると弱い人は『ごめんなさい』と謝ってしまいます。
そうではなくて、『何が悪いんだ』『謝れ』と相手の目を見て言うことです。
ずるい人は攻撃されるとは思っていません。
鉛筆を借りといて、返さない。返す時に『返してやる』と大きく出ます。
その時に『借りといてそれは何だ。もう貸さない。』と断言することです。
支配しようとしているのに支配できないから、えっ?!と反応するでしょう。
私の中学時代の体験談
日ごろから私に攻撃的、いじわるな態度を取る同級生の男子がいました。
とある日…ふざけ半分で私に凍ってた水たまりの薄い氷を頭にぶつけようとしてきたんですね。
それに対して薄い氷ごと相手に頭突きをしました。
すると、その子はものすごく怒ったんですが…以後何もしてこなくなりました。
支配できないとわかったからなんですね。
③ 自分を守る前に相手をしっかり観察する
普段から色んな人をじっくり見ることです。
人は、
心に余裕がある方が相手を観察している
んですよ。
あなたがいじめの対象となる時、あなたには余裕がありません。
でもいじめっ子はじっくり見ています。
- 何をされたら嫌なのか
- どこがコンプレックスなのか
この時に、あなたも相手を観察することです。
いじめっ子も最初は上手に近寄ってくることが多いです。
相手が支配したいと思っている人なのか。もう誰かをいじめていないのか。
行動に注目して、ダメだとと思ったら一切関わらないことです。
④ 踏み入られてはいけない一線を常に意識する
HSPさんは強くハッキリ言うことが苦手です。
なので、強くハッキリ言う…踏み入られたら嫌な一線を明確にしましょう。
私の場合は『プライベートの内容(主に家族)』でした。
工場長に『お前父親がいないみたいだなw』と、別の社員の前でからかわれた経験があります。
家族のことをNGと明確にしていたので、大反論。
「ここまで育ててくれた立派な父親がいます。何を言っているんですか。」
と言い、事務所のドアを思いきり叩きつけてきました。
以後、そういう発言をされることはなくなりました。
怒るのが苦手な場合、怒る一線を決めておくことです。怒りやすくなります。
まとめ:まずは物理的に距離を取りましょう
HSPがいじめの対象となりやすい理由は以下のとおりです。
- 相手の甘えを満たしやすい
- 反応が大きい(些細な刺激に敏感)
- 心理的に相手に依存してしまう
もちろん、いじめる側の支配的な欲求が問題です。
しかし、対象から外れる方法を知った方がこれからも役立ちます。
いじめ・支配的な行動は学校だけの問題じゃありません。社会に出てからも続きます。
対象となった場合、可能な限り逃げること。
対象になっていない場合は、心に余裕を持ち相手を観察することです。ぜひお試しください。
以上、『【悩み】HSPはなぜいじめの対象になりやすいの?対処法も含め解説』という記事でした。
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