「短期離職しちゃった…。次はどうしたらいいんだろう?」
短期離職すると、自己肯定感も下がりますし焦りますよね。
当記事では、短期離職で悩むHSPさんへ次のキャリアのお話をします。
HSPアドバイザーのRyotaです。
日々HSPさんのご相談にお答えしております。短期離職も定番の悩みの1つです。
当記事では、
- 短期離職で悩むHSPさんへ
- 焦らず考えて欲しい次のキャリア
- 短期離職をした私が実際に行ったステップ
をそれぞれお話します。
今まさに短期離職をしちゃったHSPさん。ぜひお役立てください。
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1.短期離職を経験したHSPさんの、次のキャリアポイント
短期離職をすると自尊感情が低下します。
自尊感情は自分を認める、愛する力のこと
自尊感情が低下すると以下のようなデメリットがあります。
- 人の意見で一喜一憂する
- 輪に溶け込むのが苦手になる
- 劣等感を覚えやすい
- 自己否定癖
この状態で次の仕事を見つけても、すぐに仕事を辞めてしまうでしょう。
そこでいくつかのステップを取り入れて欲しいのです。以下をお試しください。
① 人への怯えを解消する
過去の体験は過去の体験でしかありません。
- その職場、その人間関係で失敗をしただけ
- 違う環境では違う人間関係がある
- 自分がダメなわけではない
自分の評価を「挽回」する気持ちを持つと失敗しやすいのです。
挽回するのではありません。変わってしまった認知を元に戻していくのです。
あなたにも課題はあるでしょう。でも、過去の職場にも課題はあったはずです。
自分だけを責めないようにしましょう。
② 今の自分にできることを再確認する
挽回しようと、できないことにチャレンジしていませんか?
- 人は反発的に考える
- 働いていない不安を解消することだけが目的になる
- できないことなのに「何とかなる」と思ってしまう
わかりやすいのは残業です。
残業がきつくて仕事を辞めたとしましょう。なのに「多少の残業はOK」と思ってしまうのです。
今、自尊感情が低下気味です。前よりコミュニケーションに難があるかもしれません。
その自分で「できる程度の仕事を選ぶ」ことが必要です。
自分にとって「多少簡単なくらい」の仕事を選ぶとよいでしょう。
③ 短期間の仕事を体験し、仕事の方向性を探る
情報に振り回されるより、体験して学ぶ方が早いこともあります。
人により向き不向きが違います。短期離職をすると情報が選べなくなり「どうしよう…」となるでしょう。
今は1日だけ仕事を体験できるサービスもあります。
体験した上で正社員を目指すサービスもあるのです。
期間を決めて「仕事を学ぶ」ことをすると良いでしょう。
私の場合は1年ほど派遣社員中心で、様々な仕事を体験しました。
その結果として地元の製薬工場に入社したのです。
期間限定のものなら、仕事が不向きでも負担となりづらいです。
向いていた仕事の場合「その業界を体験した」と面接で言えるのも強み。収入にもなるので生活も安定します。
働いていることで、低下していた自尊感情も回復しやすいのです。
ぜひご検討ください。
④ 実際に仕事選びを開始する
これまでの体験もあります。
働く自身も多少なりとも取り戻しているでしょう。これなら冷静に考えることができるんです。
不安だから焦ります。焦ると「このくらい大丈夫だろう」と思い、難しい仕事を選びやすいんです。
難しいんだから続きづらいですよね。
仕事の体験でも「何が得意て何が苦手か」がわかってきます。
- 人間関係
- 働く時間
- 仕事の内容
苦手な部分を避けて仕事を選んだって構いません。苦手を知るから避けられるのです。
嫌だけど耐えられる程度で働くことができるでしょう。
実際に私も短期離職で悩みました。そんな私が成功した方法もご紹介します。
2.短期離職を経験した強度HSPの私が成功したステップ
ここまででお話してきたことを使っています。
① 今までの経歴を忘れて考える
ゼロベースで考えましょう。
- 学歴を忘れる
- 実績を忘れる
- 違った方面にも目を向ける
私は音大で音楽や心理学を学びました。
短期離職経験として、ブライダルや事務職があります。これを1度捨てました。
自分に何ができるかを体験する。ここだけに注目したわけです。
もちろん自分の得手不得手は知る必要があります。
・何で褒められたことがあるか
・ずっと継続できたことはあるか
ここを見て仕事の方向性を判断すると良いでしょう。
私は1人で淡々と作業するのが平気でした。そのため製造業も視野に入れたのです。
② 期間限定の仕事で体験する
派遣に登録し、3ヶ月ほどの期間限定の仕事をしました。
この時に選んだのが製造業です。私は「個人の仕事」もする前提でしたので、時間が自由になりやすい製造業を体験して見ようと考えました。
- 派遣に登録
- 期間限定の仕事をチェック
- 通える範囲内でかつ、大企業の仕事で体験
期間が決まっている内容でしたので、大企業をやってみようと選択しました。
大企業のレベルを体験しておこうと考えたのです。
③ 未経験の仕事を体験する
1年ほど「今後長く働ける仕事を探す」を目標としました。
人生経験としての仕事です。なので、違った分野を体験しました。
- 製造
- 検査
- ピッキング
どれも芸術や心理、癒し・事務関係を学んだ私の世界とは程遠いものです。
意外なことに「製造」は人間関係以外の負担があまりなかったのです。
人間関係はどこにでも発生するもの。でも製造業は「不特定多数との交流」ではありません。その点コントロールしやすいとも考えました。
繰り返しますが「違った分野」です。失敗は失敗で良いのです。
あくまでその1年は「今後の人生の仕事を見つける知識を得る期間」としました。ここが重要。
④ 負担の少なかった仕事の方向性に進む
製造が長期的に働けそうとの結論でした。
なので、地元の小さな製薬工場に入社。倉庫作業を中心に製造部勤務をし、10年ほど勤めることができました。
10年間で状況が変わり、最終的に独立しております。今は独立して6年目。
次の仕事を一生の仕事と決める必要はありません。仕事は変化していくものです。
いつでも「これなら働ける」というものを持っておきましょう。仕事が尽きなければ食べて行けますからね。
まとめ:短期離職後は、挽回に焦らないようにしましょう
不安になると焦ります。
短期離職で自尊感情が低下し、自分の価値の回復にも焦ります。
挽回しようと「目の前の仕事」に突撃してしまうでしょう。それが短期離職の原因にもなります。
焦らず、スモールステップで仕事を見つけてください。
1年くらい自分にあった仕事を模索してもいいのです。その後の数十年の納得につながるのなら、結果的に得になると考えることもできますよね。
無理せずゆっくりお仕事を探してくださいね。
以上『HSPが短期離職を経験したら知っておきたい、次のキャリア選択のポイント』という記事でした。
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