「クォーターライフクライシスって言葉を聞いたけど…どういう悩みなんだろう?」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めば、クォーターライフクライシスの心理や克服法がわかります。
HSPアドバイザーのRyotaです。
HSPさんからのご相談でも30代前後の方が多く…人生関係の漠然とした悩みも見かけます。
当記事は、
- クォーターライフクライシスで悩んでいるあなたへ
- どういう心理や悩みがあるのか
- 具体的に何を考えていけばいいのか
をそれぞれ解説します。
30代前後で生き方に悩んでいる方が参考になる内容です。
ぜひお役立てくださいね。
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1.クォーターライフクライシスの原因や心理について
まとめると以下の3つです。
- 20代半ば~30代で訪れる停滞感、生き方の悩みのこと
- 社会に出て壁にぶつかる
- 学生時代と人生観が変わり、早くの行動を考える
20代半ばから様々な変化がありますよね。
しかも今はSNSで誰とでも比べてしまう時代。
同年代の人と比べ、自分の生き方がいいのか悩んじゃうんですね。
ポイント
社会に出た後の自由とも関わりがあると感じています。
ある程度制限のあった方が目的って決めやすかったんですよね。
RPGゲームで様々な場所に移動できるようになった瞬間の自由と似ているかもしれません。
① 20代半ば~30代で訪れる停滞感、生き方の悩みのこと
- このままの生活をずっと続けるのだろうか?
- 自分はどうしていきたいのか?
この悩みには様々な要素が関わります。
結婚・出産はもちろん、転職関係も影響しますよね。
年齢と共に選択肢が限られていくものがあるためです。
改めて夢を追い求めたい、など。そういう気持ちと葛藤することもあります。
② 社会に出て壁にぶつかる
- 思った以上に現実が厳しかった
- 1社目の会社が激務すぎて、生き方に影響した
- 車を買う、家を買うなどのイメージが想像以上に厳しかった
特に1社目の仕事ですね。
最初の会社であまりに激務だと、働くことに不安や恐怖を覚えるもの。
ここで地域も含め自分らしい生き方を模索します。
都市圏から地方に住まいを変える方も出てくるでしょう。
ポイント
上場企業でバリバリ働いていたのに、突然地方で古民家を買い…。
年収が半分ほどになってもテレワークで過ごす、という選択の方もいます。
これも仕事で生き方の価値観が変わったといえるでしょう。
③ 学生時代と人生観が変わり、早くの行動を考える
- 学生時代と比べて現実的になる
- まだまだと思っていた年齢が迫ってくる
不安から焦ってしまうんですね。
お仕事もそうですし、結婚もそうです。
私たちはサザエさんやクレヨンしんちゃんのような家庭を一般家庭と思います。
でもあれは…超エリート家庭です。
思い描いていた日々になっていないことで悩み、自分の生き方を改めて考えます。
でも既に学生時代の年齢ではありません。
ですので、早期に行動して「自分らしい生き方にしなきゃ!」と焦ってしまうんですね。
実際に30代前後の方からどういう相談が届くのかもご紹介します。
2.『具体例』30代前後の皆さんから多く届く悩み・相談
以下の3つをご覧ください。
- 結婚、恋愛に焦る
- 自分のキャリアに疑問を持つ
- やりたいことと現実的な生活のはざまで葛藤する
主に恋愛・お仕事面が多いのですが、夢・憧れに関する内容も届きます。
「今しかできないのでは?」
という考え方ですね。1つずつ解説します。
① 結婚、恋愛に焦る
- 結婚ラッシュで自分もしなければならないと思う
- 世間が急かす
- この時期に結婚するものだと思い込んでいた
25歳~30歳までに1度は結婚ラッシュを経験するでしょう。
その時に「私はどうしよう。」と考え、焦ってしまうことがあるのですね。
人によっては結婚で「助かりたい」と思う方も出るでしょう。
良くも悪くも恋愛・結婚と向き合いやすい時期になってきます。そのため相談が多いです。
② 自分のキャリアに疑問を持つ
- この仕事をずっと続けるのだろうか
- 夢や憧れに挑戦しなくてよかったのか
- もっとのんびりでもいいのではないか
最初が激務だと「低ストレス」に憧れやすいです。
特に問題がないと…もっと挑戦すべきでは?と思うこともあるでしょう。
例えば…飲食店を開きたいから修行しているとします。
それなら時期を見て「1度挑戦してみよう」と思いますよね。
仕事に対する目的が見つかっていないと悩みやすくなります。
何となく出世して、責任感で潰れてしまうなど。そういう可能性にも発展します。
③ やりたいことと現実的な生活のはざまで葛藤する
- 本当はテレワークなどをしつつ田舎でのんびり暮らしたい
- でも、その行動の一歩が踏み出せない
- 自由に旅などしたいけど…環境がそうさせてくれない
未経験の仕事にもギリギリ挑戦できる時期です。
「私はどうしていきたんだろう?」
と。人生1度きりなので、悩みやすい時期なんですよね。
ポイント
一説によると36歳が最も人生で幸せを感じやすい時期と言われています。
20代半ば~30代半ばにかけては社会経験も獲得し、体力も充実している時期。
この時に人生の後悔をゼロにするため挑戦するかで悩みやすいんですね。
先ほどのお話ではないですが、個人事業・起業をする方もいるでしょう。
または、もっとラクな仕事・上の仕事を選ぶ方もいます。海外に行く方もいるかもしれません。
このように大きな行動をしやすい時期でもあるのですね。
ではクォーターライフクライシスとどう向き合えばいいのか。
具体的な意見をお話していきます。
3.クォーターライフクライシスの向き合い方・克服法って?
以下の3つを考えましょう。
- サンクコストから脱出する
- 改めて自己、価値観と向き合う
- 周りを見て決めない
クォーターライフクライシスの影響などもあり、人は20代半ば~30代半ばごろにもう1度アイデンティティと向き合うと言われています。
学生時代の価値観で向き合わず、改めて自分の人生を考えていくことが必要となるんですね。
① サンクコストから脱出する
- 学歴や技能を置いといて、何をしたいか考える
- 学んできたことを「もったいない」と考えすぎない
サンクコストとはざっくり言えば「やってきたことがもったない」という心理です。
- 学歴を捨てる
- 技術を捨てる
- 職歴を捨てる
こんなイメージです。
学んできたことは自分の糧になっています。改めてゼロになることはありません。
選択肢として「もったいない」と考えるのをやめてみようという提案です。
今後の人生の方が長いのです。
少しの損を恐れるがあまり、この先ずっと自分らしい人生を送れないのは…もっともったいないです。
サンクコストの詳細は以下の動画でも解説しています。興味があればご覧ください。
② 改めて自己、価値観と向き合う
- どういう人生を送りたいか
- どういうキャリアに進みたいか
- 結婚したいか、一人の方が気楽か
色んな要素がありますよね。
学生時代はぼんやりとした内容だったと思います。
でも社会に出れば…厳しさを体験します。いわゆる「普通の生活」が普通レベルじゃなかったことにも気づくでしょう。
バリバリ働くのをやめ、のんびり働いていくのも立派な自己ですよね。
会社勤めに疲れ…真剣に自営業を目指すのも1つの道です。
このように、改めて自分の道を考える必要があります。
③ 周りを見て決めない
- 人と同じ生き方が自分らしいとは限らない
- 相性の問題
- 周りに何と言われても、自分の人生は自分の責任
日本は文化として同調が強いです。
結婚しなさい!正社員で働きなさい!
そういう意見が多いでしょう。でも、それも含めて自分の生き方を検討する必要があります。
周りと同じは一時的な安心を得られるかもしれません。
しかしその先の人生の方が長いです。自分が納得した日々を送る決断が必要になるんですね。
まとめ:30代前後は改めて自己と向き合う時期です
クォーターライフクライシスの原因や心理は以下のとおりです。
- 20代半ば~30代で訪れる停滞感、生き方の悩みのこと
- 社会に出て壁にぶつかる
- 学生時代と人生観が変わり、早くの行動を考える
1度、自分が今から生まれるとしたらどうしたいか…?
と、問いかける作業が必要になるんですね。
社会に出れば価値観が変わります。改めて…その価値観で人生を考えてみましょう。
以上「【心理学】クォーターライフクライシスの向き合い方・克服法/改めて自己と向き合おう」という記事でした。
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