「心理カウンセラーの仕事に興味がある。どんな仕事があるんだろう?」
そんな悩みにお答えします。
当記事を読めば心理カウンセラーの仕事についてわかります。
HSPアドバイザーのRyotaです。
繊細な気質を持つHSPさんへメルマガやSNSを活用した相談サービスを運営しています。
当記事は、
- 心理カウンセラーのお仕事に興味があるあなたへ
- 心理カウンセラーの仕事ってどんなもの?
- どういう作業があるの?
- カウンセラーも資格によって活動の幅が広がるの?
そんな疑問にお答えしていきます。
どうぞお役立てください。
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1.心理カウンセラーの仕事ってどんな内容なの?
心理的な不安、精神的不調を改善するお仕事です。
カウンセリングについては様々な方法があります。ですが、基本は傾聴。聴くことです。
自分を知ることがカウンセリングの一歩です。
- その時どういう気持ちだったのか
- 本当はどうして欲しかったのか
- どういう気持ちを抱えていて、それをどこにぶつけているのか
皆さんの話から様々なことが想像できます。
その方法としてカウンセリングの様々な技法等が存在するんですね。
しかし、注意点も多く存在します。前提としてカウンセラーは医師ではありません。
自分の責任で答えられる枠を超えてはいけない
これが大事。
注意ポイント
例えば精神的な症状については改善できません。
医師の領域になるので、医師をおすすめすることになります。
時間や相談場所の枠を超えてもダメ。基本的に相談用の場所以外で相談には乗れないんですね。
私にもインスタグラムのDM等で直接相談が届きます。基本的にサービス以外での相談は全てお断りしております。
HSPアドバイザーの私の働き方・スケジュール
私は対面ではなくネットを活用したアドバイスのお仕事をしております。
こういう部分は経営に関わります。
私の場合は以下のような気持ちでサービスを立ち上げました。
- 相談をもっと身近に。格安に
- 特定の分野において悩みが共通するため、悩みの共有で解決することが多い
- 対面より多くの人を助けたい
その答えがSNSやメルマガを活用したサービス展開です。
およそ半年の運営で1,000名以上の相談返答を実現しています。
しかも日々の生活に無理がありません。
お仕事には『動画撮影・動画加工』『法人さんとの別仕事』も含みます。
カウンセラー・アドバイザーとしてのお仕事は1日4時間ほどです。(動画作業・ラジオ作業含む)
さらに詳しくは以下の動画で解説しています。
2.心理カウンセラーの作業内容について
ざっくり以下の3つをお考えください。
- 話を聞き、精神的不調から助ける
- カウンセリングサービスの経営・運営
- 最新の悩み等の研究・勉強
実務・経営・学び。この3つですね。
どうしても技法やカウンセリングの方法に目を向けてしまいます。
しかし、あなたが信用されていないと…誰も相談しようと思ってくれません。
最初からクライエントが信用してくれているかどうかって大切なんですよ。
それぞれ解説していきます。
① 話を聞き、精神的不調から助ける
- クライエントからどういう悩みがあるのかを話してもらう
- どう感じたのか。どうしたかったのかに気づいてもらう
大きくこの2つです。
しかし、分野によっても変わります。私はメンタルヘルス分野なのでこのレベル。
医療分野であればお医者さんとの連携も必要。より高度なカウンセリングが必要となります。
- そもそも対面じゃなきゃダメなのか
- 本当にあなたが答えられる分野の話なのか
ここも注意が必要です。
ハッキリ言って生涯勉強です。体験し続けて、経験を元に実力をつけていくことになります。
注意ポイント
当然、怒るクライエントさんもいますし、恋心を持つ方もいます。
そう言う方に対してしっかり対処を学ぶことも求められます。
② カウンセリングサービスの経営・運営
- どうやって知ってもらうのか
- どこが窓口なのか
- 1日の支出・収入の管理
仕事なので食べていかなくてはなりません。
しかし、
個人カウンセラーが独立して食べていくのは高難易度
です。
というのも、カウンセリングは準備と後処理があります。これにそれぞれ30分ほどかけたいところ。
すると1日4組が現実的。努力しても5組です。
しかし、常に1日5組入る人気カウンセラーになれるでしょうか?
- 1日3組を月20日間稼働
- 1回7,000円として…21,000円×20日で42万円の収入
- カウンセリングルームの維持管理で月10万円の出費
- 広告で月5万の出費
- 42万-15万で27万円
ここから健康保険・年金・住民税・所属税が引かれます。手取り20万もいかないでしょう。
ぶっちゃけ最初の数年は1日1組も入らないと思います。
そのため、SNSやYouTube等で積極的に認知してもらう活動が必要となります。
ただし副業・サブの仕事としてするなら別。
スキルマーケットなどの窓口も使いやすいため、月数万程度の安定収入にできる可能性があります。
③ 最新の悩み等の研究・勉強
- 人の悩みは時代と共に変わっていく
- その悩みを具体的に知り、改善策を考える
- 心理学関係の学びを進めていく
「資格を取ったから、さぁカウンセラー!」
というものじゃないんですね。
だから、社会に出て皆さんの悩みを体験してみる。
アンケート等を取り、最新の悩みを知る必要って出てきます。
後はひたすら勉強ですね。どんな書籍・漫画の一文からも心理って想像できます。
腑に落ちる言葉をたくさん集め知識に生かすこと。そういう気持ちが必要です。
3.カウンセラーの資格による作業範囲について
わかりやすくまとめると以下の3つです。
- 医療分野
- 産業分野
- メンタルヘルス分野
教育現場などでもわけられないこともないですが…。
メンタルヘルス分野から派生してお仕事とすることもできます。
しかし、医療や産業分野は明確に区分けされますのでご注意ください。
なお、産業系の資格は個人でも取得しやすいです。
① 医療分野
公認心理師や臨床心理士等の資格が必要です。精神保健福祉士(PSW)が対応するケースもありますね。
心の病を抱えた人を医師と共同して治療していきます。
小児科など、特定の科で働く方もいらっしゃいます。
心理検査なども行いますし、看護師さんや医師と情報の交換も行っていきます。
② 産業分野
- 仕事内容での悩み相談
- 対人関係での悩み相談
- キャリアに対するアドバイス
このような、仕事から派生するストレスに対しての相談を受ける形です。
また、パワハラ等社内の問題が多い場合は講義をすることもあります。
産業カウンセラーという専門資格もありますが、必須ではありません。
私もHSPさん向けに産業関係のご相談を受けるケースが多いです。
③ メンタルヘルス分野
- 恋愛や人間関係での悩み
- 漠然とした将来の不安
- 親・兄弟での悩み
最も幅広い分野になります。これが民間カウンセラーの一般的なお仕事内容になってきます。
私たちは細かいことに悩みます。でも病気レベルじゃない時ってあるんですね。
そういう方に心理学の知識・自身の経験を元にお話をしていきます。
最近はスキルマーケット各社でもお仕事を発信している方が多いですね。
私もこの分野がメインです。
特に性格・行動心理に特化しており、生きづらさを抱えた方を生きやすい心理になるようアドバイスを続けております。
まとめ:心理カウンセラーになるなら、誰を助けるか明確にしましょう
心理カウンセラーの仕事は資格により分野がわかれます。
社会人になってからカウンセラーを目指すなら、産業分野・メンタルヘルス分野が一般的。
しかし、経営や運営の知識も必要となります。
ハッキリ言ってまとまった収入にはなりづらいですが…それでもやりがいのあるお仕事です。
まずは、どういう目的で誰を助けたいのか。そこを明確にしましょう。
以上、『心理カウンセラーの仕事ってどういうものなの?分野や働き方を現職が解説』という記事でした。
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