「HSPってどういう仕事に向いているんだろう。職業も知りたい…。」
そんな悩みにお答えします。
当記事ではHSPに向いている仕事についてお話しします。
強度HSPのRyotaです。これまでに10種類以上の仕事を経験しています。
当記事は、
- 仕事に悩むHSPさんへ
- こうやって仕事を選ぶといいよ
- こんな職業がおすすめだよ
というお話をします。
私自身、仕事に悩んできたHSPです。
同じHSPのあなたに響く内容になっていますので、どうぞお役立てください。
▼HSPが使いやすい転職サービス▼
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HSPの転職に使って欲しいサービスまとめ/HSPの働き方も含めて解説
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HSPの適職は普通とは違った。10種類以上の仕事を体験して見つけた天職を紹介
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1.HSPの仕事の選び方/気を付けて欲しい6ポイント
以下の6つです。
- 時間が不規則ではない
- 1人の作業時間がある
- ルールや就業規則が正しく守られている
- マニュアルが整っている(教育の制度がある)
- 不特定多数の人と関わらない
- 電話応対が少ない
HSPが苦手なことを避けることが大切なんですね。
仕事の内容より『働く環境選び』に注目しましょう。
HSPの仕事上の悩みってこんなことです。
- 人に監視されていると集中できない
- 仕事を断れず、能力以上に抱え込んでしまう
- 人に頼みごとができない
- 電話応対が苦手
- 都合のいい人物になりやすい
- 耐えなくていいことを我慢してしまう
- 1人より2人作業の方が効率がダウンする
- イレギュラーに対応できない
- クレームに耐えられない
- 不安に耐えられずミスを隠してしまう
- 誰かのミスでも責任を感じてしまう
仕事内容に目を向けちゃいますが、それ以外の要因もあるんですね。
特に、
- 上司との関係
- 先輩やお客さんの人格
- 社風
の3つは見抜きにくいこと。
「この仕事なら100%安心!」はないんです。
だから、できるだけHSPにとってストレスのない仕事選びが大切になってきます。
① 時間が不規則ではない
- シフト制、交代制勤務じゃない
- 出張が少ない
- 支店への応援が少ない(転勤がない)
HSPは刺激に対して敏感です。
いつもより30分早く起きないとダメ
いつもと違う場所で眠らないとダメ
こんなことでも睡眠が浅くなるんです。
月1回程度ならともかく、週に1度となれば疲れます。
私の工場勤務の例
途中から交代制が導入されました。
人数が少ないこともあり1日単位でシフトチェンジもあり。
繁忙期はストレスからメニエール病や突発性難聴を発症しました。ご参考まで。
無駄な30分前行動・古い雰囲気にも注意
例えば上司が帰らないと帰れない職場。
強気な人なら平気で帰ります。でもHSPは機嫌を察しちゃうから無理なんですね…。
給料と関係ない無駄な時間です。そういう社風の会社は避けましょう。
② 1人の作業時間がある
- 上司の目がない
- 自由に仕事の段取りが組める
- 単純に気疲れしない時間になる
HSPは人より消耗しやすいです。
でも、消耗しない…どころか、エネルギーが回復できる状況があるんですね。
それが1人の時間。1人で働ける作業があるお仕事は圧倒的におすすめです。
私の工場勤務の例
私は工場で1日4時間~の倉庫作業をしていました。1人の時間なんですね。
(内線などはありますが。)
短時間なら疲れる仕事でも耐えられます。
1人の時間が持てる仕事のある会社に入りましょう。
③ ルールや就業規則が正しく守られている
HSPは人から叱られる、怒られることが苦手です。
人の感情って強い刺激なんですね…ストレスなんですよ。
だからルールは守って当然。マナーは正しくて当然の生活をしています。
そりゃルールを守るのが正しいですよ。
でも、現場って状況の違うことあるじゃないですか。
- 時代遅れの就業規則
- 現場に来ない上司
- 全て現場判断
HSPだってイライラします。
イライラを人にぶつけられないので溜め込み疲れてしまうんですね。
休憩時間等も『決められている』と安心
小休憩も時間が決まっている。
お昼休憩も12時~13時までと決められた方が安心して休憩できます。
私は休憩時間が適当なサービス業に勤めたことがあります。
最終的に仕事優先で昼休憩は毎日10分。身体を壊して退職しました。ご参考まで。
④ マニュアルが整っている(教育の制度がある)
- 担当の教育者がいる
- 各作業のマニュアルがある
- 数カ月かけて育ててくれる
教育の制度がない場所で勝手に覚えろ…と言われても覚えられないんです。
HSPは人に聞くのが下手ですから。
どうせなら、
- その会社にないスキルを持ち込む
- 他の担当者がいない
という状況だと楽ですよ。
教育のない会社に限って『マウンティング』が人気です。
できる人ができない人を怒鳴る。いじめる。
そんな会社は耐えるだけ無駄です。お気を付けください。
⑤ 不特定多数の人と関わらない
- 相手の性格がつかめない
- 苦手な人との接点が増える
- 人の顔や名前を覚えるのが大変
小売店やサービス業ですね。
まだ、エステのように『予約制で来客が一定数の仕事』はマシです。
社会的なスキルが育ってから挑戦しましょう。
ポイント
客層にも目を向けましょう。
ちゃんと話ができる。悩みが深い人との仕事ならよほど大丈夫。
イライラした人・不満の強い人が集まる仕事は攻撃対象になっちゃいますよ。
⑥ 電話応対が少ない
- 顔がわからない
- 声だけ聴くと怒っている感じの人がいる
- 雑音があると集中できない
HSPって電話応対には不向きなんですね。
※HSPも人それぞれ度合いがあるので全員ではないです。
- どんな機嫌の人からの電話かわからない
- 声が聞き取りづらくても聞き返せない
- 戸惑っている姿を見られたくない
- 声で人の機嫌を察してしまう
- 電話に意識を集中してしまう
そのうち電話が怖いので普通の仕事がはかどらなくなるんです。
普通の仕事ができないんで評価も落ちますよね…。
知り合いだけ。会社の人だけと電話する仕事を探しましょう。
▼HSPが電話応対の苦手な理由▼
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HSPは電話応対が無理!苦手になる5つの理由と電話との付き合い方を解説
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では、実際にHSP向けな職業の一例を見ていきましょう。
2.HSPが向いている職業10選/在宅・会社員両方から紹介
以下の10種類をご紹介します。
- 倉庫作業員
- ピッキング業務
- メディア運営・マーケティング関係
- Webライター
- メンタルトレーナー
- 動物と関わる仕事
- 通販ショップの運営
- 図書館の司書
- 各種アドバイザー
- 工芸、アクセサリ制作
私も実際に経験した、学んだ仕事が多数。その経験も含めてお話ししますね。
適職のポイントにもなってきます。
1つ間違えて欲しくないことがあります。
ブラック企業はダメ
ぶっちゃけて言えば、
- 上司の人格がひどければダメ
- 会社そのものが体育会系のブラックならダメ
なんです。
HSPじゃなくてもこんな会社ダメですけどね。
普通に働ける。社員を人として扱ってくれる会社前提でお考えくださいね。
社員を普通に扱う会社は離職率が低いです。
私も使った低離職率案件の多い転職サービスを使いつつお探しください。
▼HSPが使いやすい転職サービス▼
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HSPの転職に使って欲しいサービスまとめ/HSPの働き方も含めて解説
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▼HSP皆さんのアンケート結果動画もあります▼
-
HSPに向いている仕事って?6,000票以上のHSPさんアンケート結果より紹介
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① 倉庫作業員
- 商品や資材を計画を見つつ出庫
- 入荷するものの保管場所を整理整頓して空ける
- 荷受けをする
空調が整っている倉庫とは限りません。
肉体労働もあり、それなりに厳しい仕事。ただ人間関係は少ないです。
私の経験談
10年間続けました。
私の場合は小工場だったので私しか担当者がいなかったんですね。
自由に考え働けたので『暑さ以外』のストレスはありませんでした。
ただし熱中症で1度倒れています。
フォークリフト・ハンドリフトを使います。
工場によっては20kg程度の重量物持ち上げがあります。ご注意ください。
② ピッキング業務
簡単に言えば『物を出してくる仕事』。
- 書類を元に、
- 発送場所ごとに区分けして
- 正しく商品を出してくる
とは言え、会社によっては商品の種類が豊富。
30種類を1つずつ希望する小売店があったりで時間はかかります。
カートン単位になると10kg~の重量物にもなりますね。
アルバイトで多い仕事。でも正社員も見つかりますね。
私の経験談
医療品(注射器など)を病院ごとに出す仕事をしていました。
どれも軽いし小さいため、倉庫も『駅のスタバ程度の大きさ』だったんですね。驚き。
1日の作業が4~5時間で終わっちゃうほど楽でした。
代わりに給料は低いです。
③ メディア運営・マーケティング関係
- 物やサービスを売る、紹介する仕事
- 自分でブログやメディアも立ち上げるよ
- SNS運用もするよ
今、花形の仕事ですね。個人でも仕事にできます。
- 執筆作業、取材
- デザイン
- メディア立ち上げ
- できないものは外注
ほぼ何でも屋です。
あなたが考えて行動しないとダメ。
考えることが得意なHSP向けではあります。
難易度は高いです。知識ゼロなら数年間勉強して作業しないと結果が出ません。
マーケティング系の仕事は人が不足してます。
若いのなら業界に飛び込んで学ぶのもアリですよ。
結果がついてこればリモート枠を狙えるのも魅力。
④ Webライター
- 記事を書いて納品する
- クラウドソーシングやライターを募集しているサイトから応募
- 仕事を斡旋している求人サイトもあるよ
当記事みたいな『記事』を書いて納品します。
専門的な内容ほど単価が上がります。1文字1円~のように、文字で単価が決まりますね。
私の例
クラウドソーシングから仕事を受注。そのまま業務委託契約になりました。
その企業さんとは文字単価1.5円でのやり取りでしたね。
専門職の高い記事だと文字単価3円~5円。実績次第で10円も狙えます。
日記みたいなのを書いてもダメ。正しい言葉づかいも求められますよ。
※私は読みやすいようわざと言葉を崩して書いてます。ご参考まで。
⑤ メンタルトレーナー
- 精神面からサポートする仕事
- 企業に属することもあるけど、フリーの人もいるよ
- 資格は必要なし。需要と供給がポイントだね
スポーツ選手を支える仕事として認知されてますね。
日本メンタルトレーナー協会がメンタルトレーニング検定をしています。
資格が必要なしとはいえ、取得すると活動の幅は広がっていきますよ。
多感な子どもの精神的成長を後押しする需要もありますね。
社会に出てからメンタルトレーナーを志す場合は、どういう人に何をアドバイスするかが大切。
カウンセラーとコーチ両方の知識が必要になってきます。
⑥ 動物と関わる仕事
- HSPは動物の気持ちもわかる
- 動物は裏表なく素直に感情をぶつけてくれる
- 人と接するより気疲れが少ない
動物は人よりわかりやすいですよね。
- 感情表現が豊か
- できること、できないことがハッキリしている
動物と触れ合うこと自体も気疲れを癒す効果があります。
ただし、動物も子どももパワフルです。
あなたに余裕がなくても感情やパワーをぶつけてきます。
その時に八つ当たりせず我慢する意思は必要ですよ。体力をつけましょう。
⑦ 通販ショップの運営
店舗の運営と通販サイトの運営をしているショップがありますね。
その通販サイト運営の仕事になります。
- 商品の写真撮影
- バナーなどのデザイン作成
- 季節ごとのキャンペーンや特集
- 購入者とのやり取り
することは多いものの、裏方的な作業になります。
デザインについても、
- Webツールの活用
- 最低限の写真撮影技術
ができれば仕事になります。
※幅広く色んなことができる方が喜ばれますね。
スポーツ系・アウトドア系のショップで正社員を募集していますよ。
⑧ 図書館の司書
精神的に楽な仕事として知られている図書館の司書。
正社員の仕事は少ないものの、仕事内容がわかりやすいです。
- 本の管理
- 今後、どういう本を増やすかの企画
- 人を集めるイベントの計画
- 貸し出し手続きなど
一方で、同じ司書さんや上司との相性が悪いと逃げ場がない欠点もあります。
どういう人が勤めているかを事前に確認。
アルバイトなどの求人が見つかれば早く応募するといいでしょう。
※司書・司書補は国家資格。司書補なら取得しやすいので検討するのもありです。
⑨ 各種アドバイザー
話を聞き、どうすべきかを導く仕事です。
カウンセリングは話を聞くことで自分で答えを見つけるお手伝い。
コーチングは実際に何ができるかを伝え、勇気を与えるお手伝いですね。
もちろん資格があれば幅が広がります。利用者も安心しますよね。
HSPは、
- 相手の気持ちがわかる
- 話が聞ける
- 親身になれる
ため、アドバイザーに向いています。
アドバイザーと言っても幅は広いです。
- メンタル系
- ブライダル系
- 住宅系
- 恋愛系
どれを選ぶかはあなたの経験や知識次第になりますね。
私はHSP向けのアドバイザーとして活動しています。
資格を取ったのちはマンツーマンの相談窓口を有料で設ける予定。
インスタ等でアドバイスをしていても、向いているなって感じます。
⑩ 工芸、アクセサリ制作
HSPはクリエイティブな仕事に向いています。
理由はこちら。
- 1人の作業時間が多い
- 発想力や感受性に優れている
- スキルが個人の仕事につなげやすい
工芸やアクセサリ作りも1人の時間になりますよね。
というのも、職人系の仕事って『見て覚えろ』なんですね。
HSPって尋ねたり教えてもらうの苦手じゃないですか…。
早めに自分で技術を習得。
- フリーマーケットで売る
- ネットで売る
そんな流れで『副業化』していきましょう。
HSP向けの仕事一例をお話ししてきました。
でも、上記職業を選んだからと言って安心してはいけません。
HSPが絶対避けるべき仕事内容があるからです。以下、解説していきますね。
3.HSPが耐えてはいけない、選んではいけない仕事
以下の3つです。
- すべてのブラック企業
- ノルマの厳しい仕事
- 自分がクレーム対象になりやすい仕事
どの業界・職業でも一定の基準以下の会社はあるんですね。
- 長時間残業
- パワハラ、モラハラ上司
- 決まりがあってないようなゆるい会社
そういう、
HSPが耐えられない会社
は避けましょう。
派遣など非正社員で体験してから判断することもおすすめ。
HSPに向いている仕事の探し方の記事が参考になります。
▼HSPの仕事。探し方について▼
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【体験談】HSPに向いた仕事の探し方って?5回の転職と独立をした結果から紹介
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▼HSP皆さんのアンケート結果動画もあります▼
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HSPに向いていない仕事とは?6,042票230コメントのアンケートを元に解説
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① すべてのブラック企業
これがブラック企業!という決まりはありません。
私の経験上、毎日が定時でも耐えられない会社もありました。
なので以下に該当する会社は避けましょう。
- 仕事を教えてもらえない
- 上司が帰るまで帰れない
- 月の残業が45時間以上ある
- 他部署へ誘導してくる
- 怒鳴る人がいる
- 誰に何を報告・相談するか明確ではない
新人を放置する会社も多いんですね。
HSPは仕事が多すぎても少なすぎてもストレスで疲れてしまいます。
仕事がわかりやすい工場の方がまだ続きますよ。
② ノルマの厳しい仕事
基本的には営業職になりますね。
- 保険
- 不動産(住宅系)
この2つは特にノルマが厳しいことで知られてます。避けましょう。
数字が取れた月はいいんですよ。
それ以外の月…数字の悪い月は『不幸のどん底』みたいになります。
人は損するのが嫌いだからですね。
でも営業職がHSP向けじゃないとも言えないんです。
手紙やメール、メディアを活用して数字を上げる人がいます。
昔ながらの『対面で稼ぐ』ことにこだわらなければ、営業でも活躍できますよ。
③ 自分がクレーム対象になりやすい仕事
- 直接、お客さんとの取引がある
- 予約制ではない
- 客層が悪い
小売店とか、サービス系の仕事です。
※サービス系は予約制ならまだマシですが…。
あと、教師もそうですよね。子どもたちはともかく、親さんの意見がつらいです。
お花屋さんだと全員が必要とはしませんよね。
どちらかと言えば『客層はいい方』だと言えます。こんなイメージで仕事を選びましょう。
まとめ:HSPは仕事選びに時間をかけましょう
HSPは憧れで仕事を選ばない方がいいんです。
何ができて、何が疲れないか
そこから、自分に向いている仕事を選んでいきます。
仕事が楽しくなれば評価が上がります。
評価が上がればもっと仕事が楽しくなる。疲れなくなるんですね。
1年ほどアルバイトやパートをして自分に向いている仕事を選んでも構いません。
仕事でボロボロになるよりも、
慎重に仕事を選ぶ
自由に働き方を選ぶ
この2つを考えましょう。
正社員に関しては最低限『ブラック企業は避けるべき』。
普通に働ける求人が多いHSP向けの転職サービスも紹介しています。
どうしてお勧めなのかもまとめていますので、お役立てくださいね。
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HSPの転職に使って欲しいサービスまとめ/HSPの働き方も含めて解説
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以上、『【保存版】HSPの仕事選び対策まとめ/向いている職業10選と共に解説』という記事でした。
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