「HSPの性格傾向ってどんな感じなんだろう?似てくるのかな?」
そんな疑問にお答えします。
当記事を読めばHSPの性格傾向についてわかります。
HSPアドバイザーのRyotaです。
SNSと相談窓口に日々100ほどHSPさんからコメントや相談を頂戴します。
当記事は、
- HSPの性格について学びたいあなたへ
- HSPの性格傾向について
- HSPの性格が似てくる理由
この順序でお話ししていきます。
私たちが知りたいのって気質の特徴より、具体的な生き方や行動じゃないですか。
そんな疑問がわかる内容です。ぜひお役立てくださいね。
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1.HSPの性格傾向とは/代表的な8つを紹介
以下の8つです。
- 真面目で努力家
- 人がいい、親身になっちゃう
- 劣等感がある
- 緊張しやすい
- 先のことを考えすぎる
- 潜在的に承認欲求が高い
- 罪悪感が強い
- 理想が高い
もちろん、もっと細かくお話することもできます。あくまで代表的な共通点ですね。
記事後半でお話ししますが、HSPさんもそれぞれ性格や特徴が違います。
HSPとは繊細でざっくり『気づきやすさ』なんです。
いい方向に気づける人もいれば、悪い方向に気づいちゃう方もいますよね。ネガティブとか。
そういう違いもあるため、絶対とは言い切れません。
しかし統計的に共通点が多いよねって内容です。その点をご承知頂ければと思います。
① 真面目で努力家
- 妥協が苦手
- 断れない、サボれない、ラクできない
- 人が見ていない場所でも努力できる
正義感が強く、マナーやルールに厳しい。
決断して迷いがないとある程度の結果を出せる。そんな方が多いです。
何でも長所と短所は表裏一体。
真面目で努力家な一方で休みベタ。ボロボロになるまで耐えちゃう傾向もあります。
会社を辞めるため倒れたいとか…。そういう思考にお気をつけくださいね。
② 人がいい、親身になっちゃう
- 良心的
- 人の気持ちを察して行動できる
- 自己犠牲の精神がある
HSPは人の気持ちを察することに長けています。と言ってもスピリチュアルなお話じゃありません。
色んなことに気づけるので…
- 表情の変化
- 声のトーン、足音
- 目のくぼみ、疲れ具合
こんなところに注目。相手の気持ちを察して共感できます。
メリットである一方で共感して疲れてしまう、共感疲労も発生しやすいです。
でも、相手の疲れを察して自分も疲れてしまい耐えられなくなる。そんな不安があります。
親身になりすぎて自分のお金や時間を失うことも。
人を助ける前に自分を助けることが大切になります。
溺れている人は溺れている人を助けることはできません。
③ 劣等感がある
- 人の持っているものに気づきやすい
- 人と自分を比較してしまう
- 競争の中で上位を獲得しなければならないと思う
他人から見れば十分できているのに劣等感を覚える方が多いです。
というのも、堂々とする…よりビクビクしちゃうからです。
自分を強く出さない。他人を優先して場を収めようとする。
そんな言動が癖になり性格になっていくと考えています。
でも能力がないわけじゃありません。
仕事を辞める時に「えっ!?評価が高かったのに何で辞めちゃうの?」と驚かれる方が多いです。
④ 緊張しやすい
- 人から笑われたり、恥をかくことを恐れる
- 完ぺきにこなさなければ!と思う
- ヒーローやヒロインに憧れる(承認欲求)
さらに詳しくまとめると以下のとおり。
- 頭の中で深く想像して、体験してしまう
- 人の評価を気にしすぎる
- 何でも情報にしてしまう
失敗して当然なことも、完ぺきを求めちゃうんですね。
緊張については以下の記事で詳しく解説しています。
▼HSPが緊張しやすい理由と対処法▼
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【安心】HSPが緊張しやすい3つの理由/心理学から対処法も解説
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⑤ 先のことを考えすぎる
- 深く物事を考える
- 人は頭の中だけで物事を考えるとネガティブになる
- 時間軸を忘れやすい
HSPは全体的に自己肯定感が低め。
自分を変えたいと思っており、自分を認めることが苦手です。
その結果…「将来大丈夫かな?」と不安になっちゃいます。
今の自分で結果を考えちゃうんです。練習せずオリンピックを想像するようなものですね。
深く物事を考えるってこういうこと。さらに、色んな結果を複雑に出すんです。
老後2,000万必要⇒2,000万をどう稼ぐ?⇒インフレになり4,000万いるのかも…
こんな思考です。
一方でネガティブ思考は準備や段取りに絶対必要なもの。
リスク回避できるのは強みです。
⑥ 潜在的に承認欲求が高い
- 幼い頃からいい子ちゃんだった
- 自分の甘えを満たせていない
- わかって欲しい気持ちが、認められたい気持ちになっている
HSPさんはどちらかと言えば大人しい。人を優先する方が多いです。
でも心の中では注目されたい。目立ちたい気持ちがあります。これが承認欲求。
小さい頃から褒められていればいいんですよ。
でも、親の期待に応えちゃう。手のかからない子どもになるから褒められません。
※もちろん環境により違いはあります。
その結果、承認欲求の高い傾向があります。SNSに挑戦して疲れてしまう方も多いですね。
承認欲求は決して悪いものではありません。
自慢やマウントで解消する。悪い方法を取るから悪く思われがちなだけです。
誰だって褒められたい。凄いって言われたいですからね。
⑦ 罪悪感が強い
- 役立っていないことが不安
- 親身になる反動
- 無力感で自分を責める
罪悪感で悩むHSPさんは多数派。逆に悩まない人を聞いたことがないくらいです…。
罪悪感って種類があるんですよね。悩みやすい罪悪感は『無力感』です。
HSPさんは適度に使われていた方が罪悪感なく行動できます。
ちなみに罪悪感は相手や物に興味・愛情を持っている証拠。愛が深いとも言えますね。
▼HSPと罪悪感についてさらに詳しく知る▼
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【なぜ】HSPが罪悪感を感じやすい理由とは?無意識レベルの考え方4つ
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⑧ 理想が高い
- デメリットに目を向けて改善しなければならないと思う
- 持っているものに目を向けない
- こうあるべき!という人物像が高すぎる
例えば今って…
結婚+持ち家+子ども+車
これがかなり難しくなってます。もう普通じゃないんですよ。
これが普通なんだから、理想はもっと上。
大企業に勤めて、理想の配偶者を持ち、一等地に家を買い…。これを真面目に考えちゃうんです。
でもHSPさん気疲れしやすく、人間関係で悩みやすい。
理想と現実を比べて疲れてしまい、ボロボロになります。
競争社会の中で皆が求める場所にいなければならない!と、エリートに依存しちゃうんですね。
こんな性格傾向なのですが、なぜ性格が似てくるのか。その理由をお話しします。
2.HSPの性格傾向が似てくる理由について
性格はかなり複雑な要素を持っています。
未だに遺伝とその後の環境…どちらが優先されるべきか議論も終わってません。
というのも、日本の環境って海外と比べて皆さん非常に似ているんですよ。
これが強く影響すると私は考えています。
性格は気質+環境で構築されていく
HSP気質の【気質】とは性格の元になるものです。
HSPは刺激に対する脳の反応の違い。
ハーバード大学の心理学者『ジェローム・ケイガン』さんの調査によると、
ストレスを感じた時に…
ノルエピネフリン・コルチゾールが他の人より多く分泌される
となっています。
※神経の高ぶりや警戒で分泌されるホルモン。
刺激に対して反応が大きいだけでは性格は構築されません。
そこに環境や他の要素がミックスされて性格が完成します。
特に大事なのが家庭環境と教育課程です。
家庭環境と教育課程がポイント
- 親・兄弟(特に親)
- 先生、講師
- 学友たち
彼らが強く影響します。
ポイント
例えば親御さんがあなたを褒めてくれる。
温かく接してくれるのなら、同じように人の温かさに気づける人間になるでしょう。
逆に親御さんが冷たい。時間がなくて放置しているようなら…
人に対してビクビクする。機嫌を伺うような人になるでしょう。
そして、日本と言うのは家庭環境と教育課程が共通しやすいんです。
日本の家庭環境・教育課程は似ている
- 核家族化が進んでいる
- 学校教育に一貫性がある
- 同調圧力が強い
ここに共働きの影響もあります。
家に帰っても誰もいない。コミュニケーションを取らないんだから能力が落ちます。
学校生活も…飛び級とかありません。大きな違いもありませんね。
中学でギターを始めれば、何かと面倒な子扱いされる。そんな風潮もありませんか?
人と違うことをすれば攻撃対象になります。これまた性格に影響しますね。
だからHSPの皆さん。自信を持って自分らしい進路に進んで欲しいんです。
まとめ:HSPの性格を知り、受け入れていきましょう
HSPの性格傾向は以下のとおりです。
- 真面目で努力家
- 人がいい、親身になっちゃう
- 劣等感がある
- 緊張しやすい
- 先のことを考えすぎる
- 潜在的に承認欲求が高い
- 罪悪感が強い
- 理想が高い
短所と取るか長所と取るか。それは環境にもよりますね。
1つ言えるのは、個性を持っている方が人生は豊かになるってことなんです。
自分を知り、性格を受け入れて社会と向き合いましょう。
以上、『【専門家が解説】HSPの性格傾向まとめ/気質+環境で作られる特徴とは』という記事でした。
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